五分バイブルロードマップ 311

 2021.12. 31(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

■教会とは何か。

4.教会(神殿)の要素

3)教会(神殿)は神のみことばが出る所です。 「多くの民が来て言う。『さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分 の道を、私たちに教えてくださる。私たちはその小道を歩もう。』それは、シオ ンからみおしえが出、エルサレムから主のことばが出るからだ。」(イザヤ書 2:3)

(1)旧約の神殿は神のみことばを頂く所です。 1聖幕はみことばを証しするあかしの幕屋だと言われました。

「モーセはそれらの杖を、あかしの天幕の中の主の前に置いた。その翌日、 モーセはあかしの天幕に入って行った。すると見よ、レビの家のためのアロン の杖が芽をふき、つぼみを出し、花をつけ、アーモンドの実を結んでいた。」 (民数記 17:7，8)

2 神の神殿を通して神のみことばが出て、そのみことばを頂いて聖徒たちは 生きることができます。

3 旧約の教会スラエルの民は神のみことばを頂くために集まりました。

(2)教会は神のみことばを頂く所です。 「神の宮へ行くときは、自分の足に気をつけよ。近寄って聞くことは、愚かな者 がいけにえをささげるのにまさる。彼らは自分たちが悪を行っていることを知 らないからだ。」(伝道者の書 5:1)

(3)教会と聖徒が聖なる神殿になるためには神を礼拝し、みことばを頂かな ければなりません。

神様はイスラエルの荒野の 40 年間、幕屋の至聖所の中で、大祭司長を通 して民にみことばを語りました。今日、教会の主な要素は、神様が牧師を通し て神のみことばを語り、また、みことばを中心に聖徒たちが教会に集まり、教 会でみことばを頂いて生活と仕事の場に出かけます。魚が海を離れて生きる ことができないように、聖徒は神のみことばを離れては生きることができませ ん。

【適用】教会で語る神のみことばを頂いて日々の生活の中で信仰の勝利をす る聖徒になりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 310

 2021.12. 30(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨシュア記14:5-7 題;『神様のタイム2』 「イスラエル人は、主がモーセに命じたとおりに行って、その地を割り当てた。 ときに、ユダ族がギルガルでヨシュアのところに近づいて来た。そして、ケナズ 人エフネの子カレブが、ヨシュアに言った。『主がカデシュ・バルネアで、私とあ なたについて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。 主のしもべモーセがこの地を偵察するために、私をカデシュ・バルネアから遣 わしたとき、私は四十歳でした。そのとき、私は自分の心の中にあるとおりを 彼に報告しました。』」

カレブは 45 年が過ぎてもモーセを通して語られた神様の約束を信じ、「心 の中にあるとおりを」を報告した、と語っています。彼は創世記 13 章 14 節以 下で神様がアブラハムに約束された「ロトがアブラムと別れて後、主はアブラ ムに仰せられた。「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見 渡しなさい。わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたと あなたの子孫とに与えよう。」という神のみことばは今も有効であり、進行して いると信じました。

45 年の前の出来事を語っている老人カレブはどんな人物ですか。

まず、信仰告白する者です。 彼は戦争で一番大切なのは兵士の数、武器ではなく、神様のタイムの中で、 神様が味方として戦ってくださると確信する信仰です。信仰の戦いは私たち の力ではなく、神様の約束と力を信じて戦います。

次に、神様のタイムの中で生きている者です。 カレブは神様の約束を掴んで生きる者です。約 500 年前アブラハムに約束さ れたことや 45 年前モーセを通して語られた神様の約束は一秒も止まらず、一 つも無効ではなく、進行し、有効であると信じました。クリスチャンはいつも神 様のタイムの中、聖書のみことばの約束を掴んで生きる者です。

最後に、神のタイムの中で生きる者はビジョンを見る者です。 カレブは荒野の 38 年間、カナンの地に入って 7 年間、一度も神様から与えら れたカナンの地へのビジョンを忘れたことはありません。それで、85 歳となっ た今、恐れている民に大胆に神様の約束の語りました。カレブのように私たち もこの地域と静岡市、日本の霊魂の救いへのビジョンを見る信仰者となりまし ょう。

【適用】神様のタイムは今も進行しています。聖書のみことばの約束を掴んで 生きる者になりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 309

 2021.12. 28(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨシュア記14:5-7 題;『神様のタイム1』 「イスラエル人は、主がモーセに命じたとおりに行って、その地を割り当てた。 ときに、ユダ族がギルガルでヨシュアのところに近づいて来た。そして、ケナズ 人エフネの子カレブが、ヨシュアに言った。『主がカデシュ・バルネアで、私とあ なたについて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。 主のしもべモーセがこの地を偵察するために、私をカデシュ・バルネアから遣 わしたとき、私は四十歳でした。そのとき、私は自分の心の中にあるとおりを 彼に報告しました。』」

13 章 1 節で「ヨシュアは年を重ねて老人になった。主は彼に仰せられた。 「あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残ってい る。」と、ヨシュアは歳を取り、これから、イスラエルの民はそれぞれ部族ごと にくじ引きで当たった地に行ってその地に住んでいるカナンの部族と戦争をし なければなりません。

しかし、現実的にイスラエルの民は訓練された兵士たちもいません。武器も あまりもっていません。イスラエルの兵力はカナンの部族の兵士や武器と比 べるともう相手にならないほど弱いです。その結果、彼らはみんな恐れていま した。カナンの部族と戦って土地を奪う勇気は誰にもありませんでした。 その時、85 才の老人カレブが登場して、ヨシュアとみんなの前で、45 年前、荒 野のカデシュ・バルネアでモーセからカナンの地に偵察され、帰って来て報告 した時の内容を思い出し、話しています。

その内容が民数記 13 章と 14 章の内容です。偵察者 12 人のうち 10 名の報 告と他の 2 名カレブとヨシュアの報告はかなり相違した内容です。

10 名の報告です。「『・・・そこにはまことに乳と蜜が流れています。しかし、 その地に住む民は力強く、その町々は城壁を持ち、非常に大きく、そのうえ、 私たちは・・・ネフィリム人のアナク人を見た。私たちには自分がいなごのよう に見えたし、彼らにもそう見えたことだろう。』」(民数記 13:27~28、33)

彼らの報告と違ってカレブはこのように報告しました。「もし、私たちが主の 御心にかなえば、私たちをあの地に導き入れ、それを私たちに下さるだろう。 あの地には、乳と蜜とが流れている。ただ、主にそむいてはならない。その地 の人々を恐れてはならない。彼らは私たちのえじきとなるからだ。彼らの守り は、彼らから取り去られている。しかし主が私たちとともにおられるのだ。彼ら を恐れてはならない。」(民数記 14:8~9)

10 名は事実見た通り、現実的に、理性的に、合理的に報告しました。しか し、カレブとヨシュアは神様の約束のみことばを信頼し、信じて報告をしました。 それが 7 節の 45 年前の「自分の心の中にあるとおり」報告したことです。カレ ブは神様の約束を信頼した信仰から生じる告白です。心の中で神様は約束 の地カナンを自分たちに与えるという信仰の確信と決断の告白でした。

今、カレブはヨシュアの前で恐れているイスラエルの民に、45 年前の出来 事を話し、この地は神様が与えると約束し、戦争の勝利は私たちの兵力と武 器ではなく、神様の約束を信じる信仰で勝利する、と勇気を与えています。

【適用】私たちは自分が解決できない問題の前で、現実を見ていますか。神 様の約束を信じていますか。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 308 

2021.12. 24(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

■教会とは何か。

4.教会(神殿)の要素 1)教会(神殿)は罪の贖いと救いの経験がある所です。 1旧約の神殿は血を流し、いけにえを捧げるために造られた所です。 「その人は、全焼のいけにえの頭の上に手を置く。それが彼を贖うため、彼の 代わりに受け入れられるためである。」(レビ記 1:4) 2新約の教会はイエス・キリストの血潮を伝える所です。 「その翌日、ヨハネは自分のほうにイエスが来られるのを見て言った。「見よ、 世の罪を取り除く神の小羊。」(ヨハネの福音書 1:29) 3救いの感激と喜びが続ける教会です。 「神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間 に加えてくださった。」(使徒の働き 2:47)

2) 教会(神殿)は礼拝を捧げる所です。 「その日、大きな角笛が鳴り渡り、アッシリヤの地に失われていた者や、エジ プトの地に散らされていた者たちが来て、エルサレムの聖なる山で、主を礼 拝する。」(イザヤ書 27:13) 1旧約では神様が選んだ場所である神殿だけで捧げる礼拝を受け取りまし た。 「ただし、あなたがささげようとする聖なるものと誓願のささげ物とは、主の選 ぶ場所へ携えて行かなければならない。」(申命記 12:26) 2新約では神様が選んだ教会で礼拝を捧げる時、受け取ってくださいます。 3今日、教会で捧げる礼拝は霊的礼拝であり、神様に体と心を尽くして捧げ る礼拝です。 「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたが たにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生き た供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」(ロ ーマ人への手紙 12:1)

教会はイエス・キリストのからだであり、イエス様の血潮で罪が赦され、救 われた聖徒が集まった群れです。神様は私たちが心と体を尽くして捧げる礼 拝を一番喜んで受け取ってくださいます。このように聖徒は礼拝を通して、神 様と出会い、イエス・キリストの愛に感激し、主の御名を賛美し、霊的な礼拝 を捧げます。

【適用】私が捧げる礼拝が習慣的ではなく、神様が受け取ってくださる霊的な 礼拝として捧げましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 307 

2021.12. 23(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

■教会とは何か。

3.教会の四つの機能

3)奉仕;教会はこの世のために存在します。 1教会は伝道し、救われた魂を成熟に養育し、奉仕するクリスチャンとして教 えます。「善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来 て、刈り取ることになります。ですから、私たちは、機会のあるたびに、すべて の人に対して、特に信仰の家族の人たちに善を行いましょう。」(ガラテヤ 6:9、 10) 2教会はキリストの働き者です。「こういうわけで、私たちを、キリストのしもべ、 また神の奥義の管理者だと考えなさい。」(第一コリント 4:1) 3イエス・キリストが教会の模範です。「それで、主であり師であるこのわたし が、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合 うべきです。」(ヨハネの福音書 13:14)

4教会は管理者の働きをします。 「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者 として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。」(第一ペテロの 4:10)

4)伝道;教会は聖徒が集い、神様に礼拝を捧げ、この世に出かけて救いの福 音を宣べ伝える所です。 1神様の魂の救いの方法は伝道です。「事実、この世が自分の知恵によって 神を知ることがないのは、神の知恵によるのです。それゆえ、神はみこころに よって、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救おうと定められたので す。」(第一コリント 1:21) 2イエス・キリストの最後の地上命令は伝道です。「それから、イエスは彼らに こう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝え なさい。」(マルコの福音書 16:15) 3イエス様から与えられた使命が伝道です。「というのは、私が福音を宣べ伝 えても、それは私の誇りにはなりません。そのことは、私がどうしても、しなけれ ばならないことだからです。もし福音を宣べ伝えなかったなら、私はわざわい だ。」(コリント人への手紙第一 9:16)

神様はクリスチャンの群れである教会を通して礼拝、交わりと養育、奉仕と 伝道などを通して教会の機能を現しています。

【適用】イエス様から与えられた教会の使命は喜びをもって奉仕し、魂を愛して 伝道することです。イエス様の命令に従順に従い、喜びをもって奉仕と伝道を する聖徒になりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ

 306 2021.12. 22(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書2:5、6 題;『私たちの牧者、イエス・キリスト2』 「彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれて いるからです。 『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、 決して一番小さくはない。わたしの民イスラエルを治める支配者が、あなたから 出るのだから。』」

救い主イエス・キリストが牧者として来られた主な目的がありました。それは羊 には羊飼いが絶対的に必要であるように、私たちにもイエス・キリストが絶対的 に必要なお方だからです。なぜ、羊に牧者が必要ですか。

まず、羊はとても弱いです。 羊は獣が攻撃してきても防御する能力や力がありません。自ら自分の身を

守ることができない無防備状態です。羊たちは牧者がいないと食べることも、 休むことも、寝ることも、何もできない動物です。私たちもイエス・キリストがいな いと救われることもなく、サタンと罪との戦いから勝利を得ることもなく、永遠の 命を得ることもなく、天の御国に入ることさえもできません。

次に、羊は方向感覚がない愚かなものです。

羊の視界(視力)さ、最大 10m から 15m程度です。それ以上は物体を見分け

ることができません。それで羊たちは山での道に迷い、崖に落ちってしまいま す。彼らは牧者が導かないと方向を失ってしまいます。私たちはイエス様が私 たちを真理の道に導かないと、真理の方向感覚を失い、この世の中で迷ってし まいます。

三番目に、羊は倒れると自力で起きることができません。 他の動物は横に倒れても自分の力で起き上がりますが、羊だけは両脚が仰

向きになっていて自力では絶対起き上がれない動物です。必ず、牧者が起き 上がらせて、羊を抱いて胸のマッサージをします。 私たちが躓いたり、挫折したり、希望を失い、絶望している時、必ずイエス・キリ ストが私たちに近づいて来て、立ち上がらせ、慰め、新しく生きる信仰の力を与 えてくださいます。

最後に、羊たちは生存の力がありません。 他の動物は全部、自分の力で餌や食べ物を探し、解決します。しかし、羊だ

けは草や水を探し見つけることができません。必ず、羊飼いが羊の群れを牧草 や水がある所に連れていきます。クリスチャンはイエス・キリストが与える永遠 の糧、神のみことばを頂いて生きる存在です。ダビデの告白が私たちの告白に なるようにしましょう。「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。主は 私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」(詩篇 23:1，2)

【適用】私たちの牧者であるイエス・キリストだけに従って生きるクリスチャンに なりましょう。

    【お祈り】

五分バイブルロードマップ 305 2021.12. 21(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書2:5、6 題;『私たちの牧者、イエス・キリスト1』 「彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれて いるからです。 『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、 決して一番小さくはない。わたしの民イスラエルを治める支配者が、あなたから 出るのだから。』」

メリークリスマスイエス様のお誕生おめでとうございます。今日、神様は一人 の魂が新しく生まれる素晴らしい恵みと奇跡を与えてくださいます。久保田雅 子姉が神の御前で信仰告白し、救いに導かれ、洗礼を授けられました。受洗と いうのは今までこの世的に生きた自分が聖書のみことばに従順に従って生き ること、また、今までは自己中心に生活して来たが、これからはイエス様を救い 主と信じ、イエス様に従って生きる、と決心し、信仰告白する者だけに授けるよ うにイエス様から命じられた教会の礼典です。

今日のみことばでイエス様はユダヤの首都エルサレムの中にいる、王や祭 司長の家系、その当時ユダヤ人最高の指導者の家庭に生まれたのではなく、 ユダの田舎の町、ベツレヘムで生まれました。旧約の預言者ミカは、イエス様 は一般の庶民さえも相手にしてくれない一番身分が低い牧者として生まれるこ と伝えました。

マタイの福音書の著者は、第二サムエル記 5 章 2 節のみことばからダビデ 王は後に来られるメシヤイエス・キリストの影(模型)として取られ、神様がダビ デに語ったみことばをミカ書 5 章 2 節と関連して記しています。「あなたはわた しの民イスラエルのを牧し、あなたがイスラエルの君主となる」(サムエル記第 二 5:2)。今日の本文のみことばに、ギリシャ語の原語聖書や英語の聖書、日 本の他の聖書では、牧者、牧する者が生まれると記されました。

私たちは旧約聖書からアブラハム、イサク、モーセ、ダビデ王など大勢の人 物の職業は牧者(羊飼い)であることが分かります。それは神様が彼らを後に 来られるイエス様の影(模型)として現しています。

牧者の主な仕事は、羊の群れを牧草に導き、良い草を食べさせます。また、 綺麗な川や水があることろに連れて行って、喉が渇いている羊たちに水を飲ま せます。また、羊の群れが安心して休み、眠れるように、あらゆる獣から守りま す。このように、羊の群れは、牧者がいないと一日も安心して生きることができ ず、獣から安全に身を守ることができなくて、危険にさらされてしまいます。です から、牧者は羊たちに絶対的に必要な存在です。

2000 年前、なぜ、イエス様は牧者としてお生まれになりましたか。羊の群れで ある罪人を救いに導くためです。イエス様は今も生きていおられて私たちの牧 者として、あらゆる環境や状況、危険の中で私たちの信仰生活、仕事、社会生 活、家庭生活を守ってくださいます

【適用】私たちを最高の善の道、ベストの恵みの道に導く私たちの牧者イエス・ キリストに従いましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 

304 2021.12. 17(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

■教会とは何か。

3.教会の四つの機能

1)礼拝;創造主なる神様に礼拝を捧げます。 「わたしのために造ったこの民はわたしの栄誉を宣べ伝えよう。」(イザヤ書 43:21)。

教会(聖徒)が存在する一番大切な理由は神の恵みによって救われた神の 民が神に礼拝を捧げることです。 「神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなり ません。」(ヨハネの福音書 4:24) 「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがた にお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた 供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」(ローマ 人への手紙 12:1) このように神様は真の礼拝者に祝福を約束されました。「わたしのために土の 祭壇を造り、その上で、羊と牛をあなたの全焼のいけにえとし、和解のいけに えとしてささげなければならない。わたしの名を覚えさせるすべての所で、わた しはあなたに臨み、あなたを祝福しよう。」(出エジプト記 20:24)

2)交わりと養育;教会の中の聖徒たちのために存在します。 教会は伝道し、救われた魂を成熟に成長させるために養育の働きを誠実に

します。 「私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っているので、もしそ れが預言であれば、その信仰に応じて預言しなさい。奉仕であれば奉仕し、教 える人であれば教えなさい。勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜し まずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は喜んでそれをし なさい。」(ローマ人への手紙 12:6~8) 「それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げる ためであり、」(エペソ人への手紙 4:12)

神様はイエス・キリストのからだとして教会を与えてくださいました。この教会 は建物ではなく、救われた聖徒の群れです。まず、教会の機能は神を礼拝し、 神に賛美を捧げ、そして、聖徒同士が神のみことばを中心に交わり、証し、愛 を通して成長していくものです。

【適用】神様には真心から礼拝を捧げ、聖徒同士はキリストの愛を現しましょう。 【お祈り】

五分バイブルロードマップ 303 2021.12. 16(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

■教会とは何か。 2.キリストと教会との関係;七つの比喩的な表現 5)花婿としてのキリスト

「私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。小羊の婚姻の時が来て、花嫁 はその用意ができたのだから。

花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖 徒たちの正しい行いである。」(ヨハネの黙示録 19:7、8)、「夫たちよ。キリスト が教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分 の妻を愛しなさい。」(エペソ人への手紙 5:25)

イエス・キリストと教会(聖徒たちの群れ)の関係は、花婿と花嫁の関係であ り、夫と妻との関係であります。キリストと教会の愛は、神様の愛の表現であり ます。神の愛の五つの特徴について考えましょう。。 まず、神の愛は、永遠持続です。

神様は何事でも愛から発します。なぜなら、神様の本性は愛だからです。 「・・・神は愛です」(ヨハネの手紙第一 4:8)神の愛は気が向けば放棄できるよう な、自分と切り離せる所有物として愛をとらえてはおられません。神の愛は神 の存在の極めて本質的な一部であり、神の存在とともに始まりました。 次に、神の愛は、神のやむことのない活動の動機であります。

神の愛は一度限り愛する御子の十字架の犠牲と死の中に表わされましたが、 キリストのつかの間の死は神様の愛の突発的な現れではなく、失われた霊魂 に対する神の永遠の変わることのない愛の事実の宣言なのであります。 三番目、神の愛は透明なまでの純粋さを持っています。

神の愛には自己中心的な要素は全くありません。神様がご自分のために利 益を求められたことは一度もありません。神はご自分は何も受けられずただす べてをお与えになります。

四番目、神の愛は限りない激しさを持っています。

この宇宙の中で最も高価なものは神の一人子の血潮です。神様は人類を救 いに導くために惜しみなくその一人子をお与えになるほど世を愛されました。 「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるも のも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物 も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはでき ません。」(ローマ人への手紙 8:38、39) 最後、神の愛は尽きない慈愛を持っています。

神様は罪人さえ愛されるという驚くべき事実がなければ、この世には何の望 みもありません。神の愛は受動的なものではなく、ご自身の愛によって無限の 深さにまで動かされます。「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよ りも大きな愛はだれも持っていません。」(ヨハネの福音書 15:13)

このように神様の愛はイエス・キリストを通して私たちにすべて現われ、与え られました。神様が先に私たちにイエス・キリストの十字架の愛を与えられたの は、隣人にもキリストの愛を分かち合うためです。

【適用】永遠に変わらない神の愛をもって、隣人にキリストの愛を伝えるクリス チャンになりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 302 2021.12. 15(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;コリント人への手紙第一 3:6~9 題;「神様の役割2」 「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。それ で、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくだ さる神なのです。植える者と水を注ぐ者は、一つですが、それぞれ自分自身の 働きに従って自分自身の報酬を受けるのです。私たちは神の協力者であり、あ なたがたは神の畑、神の建物です。」

神様はなぜ、コリント教会の聖徒たちの信仰の様子を私たちに見せてくださ いますか。結論から言いますと、人間に注目するのではなく、神様だけを見な さい、という真理を教えるためです。私たちの信仰生活、社会生活、教会形成 の中で、パウロのように植える役割やアポロのように水を注ぐ役割はとても大 切です。それぞれに任された役割、任務、働きを忠実に果たすのは仕事の成 果と教会の成長に欠かせない原動力となります。

勿論、このような熱心に奉仕するのはとても大切ですが、神様が指摘する問 題は、人たちの目の前で熱心に働く人間だけが見えて、その人の努力と功績 を称賛します。私たちが頑張っている人を褒めるのは大事です。しかし、目の 前の人だけが見えてしまうと彼の見えない裏側で成長させてくださる神様の役 割が見えなくなる恐れがあります。それによって、木や霊魂に対する植え、水 を注ぐのが一番重要である、と認識してしまう傾向が合あります。植えたり水を 注ぐのは表側です。しかし、成長させるのは裏側です。

学生は当然熱心に勉強しなければなりません。しかし、自分が努力して知恵 が与えられるのではなく、神様に知恵を求めながら熱心に勉強する時、見えな い神様から 30 倍、60 倍、100 倍の知恵が与えられます。仕事や教会の奉仕 や伝道も同じです。試練と苦難を乗り越えたり、病と闘う時も同じです。

神様は聖書で言われました。「というのは、すべてのことが、神から発し、神 によって成り、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにあります ように。アーメン。」(ローマ人への手紙 11:36)

私たちは与えられた役割に最善を尽くします。しかし、それは成し遂げるの は私の力や才能、賜物の成果ではなく、見えない裏側で働き、助けてくださる 神様の役割である、という真理の大切さを教えるのが今日のみことばを通して 示す神様のメッセージです。

【適用】いつでも、どこにでも、私の裏側で助けてくださる神様の役割を覚え、信 仰の歩みを続けましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 300

 2021.11. 5(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

■教会とは何か。 2.キリストと教会との関係;七つの比喩的な表現 5)花婿としてのキリスト

イエス・キリストと教会は花婿と花嫁の比喩は預言的な意味をもっています。 イスラエルはエホバの不貞の妻であるが、それとは対照的に教会は、新約聖 書では花嫁の到来を待つ清純な処女である花嫁として描かれています。「とい うのも、私は神の熱心をもって、熱心にあなたがたのことを思っているからです。 私はあなたがたを、清純な処女として、ひとりの人の花嫁に定め、キリストにさ さげることにしたからです。」(コリント人への手紙第二 11:2)。花婿としてのキリ ストは、バプテスマのヨハネによってすでに紹介されています「花嫁を迎える者 は花婿です。そこにいて、花婿のことばに耳を傾けているその友人は、花婿の 声を聞いて大いに喜びます。それで、私もその喜びで満たされているのです。」 (ヨハネの福音書 3:29)。

しかしながら重要は啓示はエペソ人への手紙 5 章 25 節から 33 節に、キリス トにある夫と妻の関係を詳しく記しています。ここでキリストの三つの働きが啓 示されています。

まず、その死においてキリストは、「教会を愛し、教会のためにご自身をささ げれた」(25 節)

次に、キリストは「みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なる ものとする」、という現在の働きに携わっています(26 節)

最後に、「ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷の ないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。」(27 節)

イエス・キリストは妻である教会を得るためにその代価として十字架の上で ご自分のいのちを払いました。「あなたがたは、代価を払って買い取られたの です。ですから自分のからだをもって、神の栄光を現しなさい。」(コリント人へ の手紙第一 6:20)。

今、キリストは水の洗い、神のみことばの適用、信者の聖化によって花嫁で ある教会(聖徒たち)を将来の関係のためにきよめておられます。この世の終 わりに教会は携挙の際に、花婿は花嫁を迎えに来て彼女を天に伴われます。 そして、完全で、傷もしみもいわもない、聖なる花婿にふさわしいい花嫁の教会 として立たせてくださるのです。「私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。小 羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。花嫁は、光り輝く、 きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖徒たちの正しい行い である。」(ヨハネの黙示録 19:7，8)

このことからイエス・キリストは教会(聖徒たち)をどれ程深く愛しておられる のかがわかります。

【適用】私たちはキリストの花嫁です。花嫁よして花婿イエス・キリストのために 霊も心も体もきよく保ちましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 299 

2021.11. 4(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;列王記第二 3:1~8 題;「眠れないボディーガード2」 「ユダの王ヨシャパテの第十八年に、アハブの子ヨラムがサマリヤでイスラエル の王となり、十二年間、王であった。彼は・・・父が造ったバアルの石の柱を取 り除いた。しかし、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムの罪を彼も 犯し続け、それをやめようとはしなかっ・・・・・アハブが死ぬと、モアブの王はイ スラエルの王にそむいた。・・・そして、ユダの王ヨシャパテに使いをやって言っ た。『モアブの王が私にそむきました。私といっしょにモアブに戦いに行ってくれ ませんか。』ユダの王は言った。『行きましょう。・・・』・・・『私たちはどの道を上 って行きましょうか。』・・・『エドムの荒野の道を』と答えた。」

人間は本能的に神様に背き、神様から離れようとします。何か、計画を立っ てて、実行する時、あまり簡単で、慣れたことは神様に祈らず、聞かず、自分 の考えや知識でやろうとする場合がたくさんあります。しかし、神様はヨシャパ テ王の作戦と行動を通して、私たちがどんなに素晴らしい計画を立てても、結 局は過ちが生じ、失敗に終わる場合が頻繁に起こるを見せてくださいます。そ して自分に簡単だと思うことでも必ず神様に祈りを通して聞き、応えを得て、そ れから信仰をもって実行に移すように教えています。

私たちも仕事や社会生活の中で、他人よりもっと上の地位に上がりたくて、 また、他人よりもっと上位の生活をしたくて、この世の人間的なあらゆる方法で 考えたり、対処したり、実行に移す時がたくさんあります。私たちも仕事に自信 があり、社会的に経験豊かなので、神様に祈らなくても、私の知恵と力、実力と 能力で何でもできると思う時があるでしょう。

しかし、神様は私たちの弱さや過ち、そして失敗の道を全部知っておりま す。神様は私たちがこの世の欲望や快楽の死の道を歩む時、私たちより先に 行かれて、この死の道から命の道に整えてくださいます。私たちが神様を無視 し、神様から離れて、自分勝手な道に上って行っても、神様は眠れないボディ ガードとなっていつも私の側におられ、私を守ってくださいます。イエス様は私 たちを罪と死から救うために十字架のゴルゴダ丘に登り、十字架の死を通して 罪と死とサタンの勢力を打ち勝ちました。それは私たちを救い、守ってくださる ためです。

【適用】ボディーガードとして私を守ってくださる神様にいつも感謝の賛美を捧 げましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 

298 2021.11. 2(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;列王記第二 3:1~8 題;「眠れないボディーガード1」 「ユダの王ヨシャパテの第十八年に、アハブの子ヨラムがサマリヤでイスラエル の王となり、十二年間、王であった。彼は・・・父が造ったバアルの石の柱を取 り除いた。アハブが死ぬと、モアブの王はイスラエルの王にそむいた。・・・そし て、ユダの王ヨシャパテに使いをやって言った。『モアブの王が私にそむきまし た。私といっしょにモアブに戦いに行ってくれませんか。』ユダの王は言った。 『行きましょう。・・・』・・・『私たちはどの道を上って行きましょうか。』・・・『エドム の荒野の道を』と答えた。」

イスラエルのヨラム王はモアブの王メシャの裏切りにより、ユダのヨシャパテ 王とエドムの王と同盟を結んでモアブ征服のための戦争を準備しています。彼 らはモアブの強力な軍隊と高い城壁がある北の方面ではなく、守備が弱い南 の方面、すなわちエドムの荒野の道から上って行く作戦を立てました。

ヨシャパテ王とヨラム王、そしてエドム王は最高の作戦で、すぐヨアブ首都を 征服し、簡単に軍隊を全滅させる自信があると思い、勝利の乾杯をしていま す。しかし、荒野の天気の変化や、水やぼ牧草がなく、伝染病により、兵士たち が全滅するのを知りませんでした。ユダの王ヨシャパテの大きな過ちは偶像崇 拝するヨラム王や異教徒のエドム王と同盟をし、神様を背いたことです。彼は神 様に何も聞かず、祈りもせず、自分の利益だけを考えて、同盟を結んで、戦争 に出陣しました。ヨシャパテ王はこの荒野の道が勝利の道、命の道ではなく、敗 北の道、死の道であることを全然知りませんでした。

にもかかわらず、神様はどのような方法でヨシャパテ王や連合軍を守ってくだ さいますか。 まず、神様はエルサレムの神殿だけに留まるのではなく、彼らより先にエドム の道に上って行きます。

神様はヨシャパテ王や連合軍が行く道は命の道ではなく、死の道であること を知っていました。それでヨシャパテ王の命を守り、険しい道から助け、守るた めに先に荒野の砂漠の道を上って行きました。

次に、ヨシャパテが神様に何も頼んでもないのに、彼と一緒に行きます。 ヨシャパテ王が神様に祈りもせず、自分勝手に判断して、荒野の道に行きます が、神様は彼の側でヨシャパテ王を守ってくださいます。 三番目に、荒野の問題点を探し出して解決してくださいます。 井戸に水を与え、荷物を運ぶ動物たちが食べる牧草を生えさせ、病気や伝染 病から守ってくださいます。

最後に、誰とも相談せず、神自ら決定します。。 人間が知恵を絞って最高の作戦を立てても彼の作戦と方法は不完全でありm たくさんの過ちやミスが生じます。しかし、神様が立てて決定する行動や作戦 は何のミスもなく完全で、勝利が保障されます。 神様はいつもヨシャパテ王の側で彼を守り、彼の前に行かれて、荒野で倒れな いように、見守ってくださいます。「見よ。イスラエルを守る方は、まどろむことも なく、眠ることもない。」(詩篇 121:4)

このように、神様はボディーガードとして愛する者を荒野の死の場に置か ず、命の道、勝利の道、祝福の道に行くお方です。

【適用】いつも何があっても神を探し求め、ボディーガードとして私を守ってくだ さる神と共に歩みつづけましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 297 2021.10. 29(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;コリント人への手紙 12:12~13 題;「神の家族の共同体4」 「ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部 分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそ れと同様です。なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由 人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そし てすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」

■教会とは何か。 2.キリストと教会との関係;七つの比喩的な表現 4)キリストは大祭司

聖書でイエス・キリストは大祭司であり、聖徒は祭司として描かれています。 聖徒は祭司としてこれらのものの供え物を捧げます。 まず、自分自身を一度だけ神様に捧げることによって、いけにえの供え物とし て捧げます。 「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがた にお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供 え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調 子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何 が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心 の一新によって自分を変えなさい。」(ローマ人への手紙 12:1~2) 次に、神様に賛美と感謝を帰することによって礼拝の供え物を捧げます。「です から、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるく ちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。」(ヘブル人への手 紙 13:15) 三番目、良い行いの供え物と、最後に、からだを生きた供え物として捧げます。 また、自分の財産を捧げ物とする必要性を覚えておくことは大切です。「善を行 うことと、持ち物を人に分けることとを怠ってはいけません。神はこのようないけ にえを喜ばれるからです。」(ヘブル人への手紙 13:16)

神様は大祭司イエス様と共に教会を形成する聖徒に祭司職を与えられ、そ の職務を担い、果たすように、力と恵みを与えてくださいます。それは自分のす べてを神様にいけにえの供え物として捧げることです。

【適用】私たちを祭司として選び、働きを与えてくださった神様の恵みを覚え、感 謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 296 2021.10. 28(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;コリント人への手紙 12:12~13 題;「神の家族の共同体3」 「ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部 分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそ れと同様です。なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由 人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そし てすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」

■教会とは何か。

2.キリストと教会との関係;七つの比喩的な表現

3)キリストは礎石 聖書で教会は建物を比喩しています。昔、教会は石で造られました。イスラエ ルが神殿を持っていた旧約聖書とは対照的に教会は聖なる宮であります。 「彼らがわたしのために聖所を造るなら、わたしは彼らの中に住む。」(出エジプ ト記 25:8)「このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神 の御住まいとなるのです。」(エペソ人への手紙 2:21)。この比喩においてキリス トは礎の石、信者各自は建物の石として描かれています。 「こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒 たちと同じ国民であり、神の家族なのです。あなたがたは使徒と預言者という 土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方に あって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであ り、このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住 まいとなるのです。」(エペソ人への手紙 2:19~22)建物としての教会の建築に おいて、それぞれの石は神の性質にあずかっているゆえに生ける石となるの です。「あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖 なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげ なさい。」(ペテロの手紙第一 2:5)。イエス・キリストは礎の石であり土台であり ます。「というのは、だれも、すでに据えられている土台のほかに、ほかの物を 据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです。」(コリント 人への手紙 3:11)。

建物全体は「御霊によって神の御住まい」となります。教会はキリストと各信 者との依存関係であり、建物の石は信者のお相互依存を現しています。その 結果、建物全体が御霊よって神の宮です。

建物は礎の石を中心に石一つ一つが組み立てて立て上げるように、教会は イエス・キリストを中心に聖徒一人ひとりが互いに助け合い、支え合い、愛し合 い、励まし合い、祈り合って形成されています。

【適用】私が教会の一人の聖徒として礎であるイエス・キリストに結ばれて教会 形成に協力ができることに感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 295 2021.10. 27(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;民数記9:26~27 題;「神の御旨なら2」 「彼らは主の命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。彼らはモーセを 通して示され主の命令によって、主の戒めを守った。」(新改訳第三版) 「彼らは主の命により宿営し、主の命により旅立った。彼らはモーセを通して示 された主の命により、主への務めを守った。」(新改訳 2017 版)

団体生活の中では必ず務める人、すなわち役割や分担が任されている人が います。このような組織の中で、各々任された務めがないとその団体は無秩序 となり、計画し、実行しようと思っても長く続けることができないでしょう。なぜな ら、皆が好き、嫌うことがあるからです。私たちは誰でも自分が好きな務めは喜 んで一所懸命にしますが、自分に合わず、嫌う務めはあまりしたくない場合が あるます。

神様は私たちが務めを果たすために何をしなさいと言っていますか。 まず、隣人を自分のように愛しなさい、と言っています。 イエス様は「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を 愛せよ。』『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』」(マタイ22:36~40)と 言われました。 次に、常に喜びなさい、すべてのことに感謝しなさい、と言われています。 神様がパウロを通してテサロニケ教会の聖徒たちに送られた手紙に「いつも喜 んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これ が、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」(第 一テサロニケ5:16~18)と言われました。神様が私たちに望んでいるのは、ど んな時でも、何があってもいつも喜び、すべてのことに感謝することです。 三番目に、神の協力者として務めを果たすようにと言われています。 パウロは分裂の危機にいるコリント教会の聖徒たちに「私たちは神の協力者で あり、あなたがたは神の畑、神の建物です。」(第一コリント3:9)と伝え、一人ひ とりがキリストのからだの器官として、また、建物の構造のように見える部分も 見えない部分も互いに協力する時、健康な教会を建て上げることができるので す。

最後に、イエス様から力を得なさいと言われています。 「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」(ピリピ 人への手紙4:13)

神様は聖徒たちに御旨の通りに務めを任せます。私の考えを捨てて、神様 の御旨なら喜びと感謝をもって神様から与えられた務めを全うしましょう。

【適用】神様から与えられた務めにいつも喜び、すべてのことに感謝をしましょ う。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 294 2021.10. 26(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;民数記9:26~27 題;「神の御旨なら1」 「彼らは主の命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。彼らはモーセを 通して示され主の命令によって、主の戒めを守った。」(新改訳第三版) 「彼らは主の命により宿営し、主の命により旅立った。彼らはモーセを通して示 された主の命により、主への務めを守った。」(新改訳 2017 版)

神様は今まで神御自身がイスラエルの民を守り、導いて来ましたが、今日の みことばではモーセを通して、各部族ごとに務めを与え、彼らは主への務めを 守った、と言われています。 とんな社会でも人が集まる所にはそれぞれの役割や分担により務めの奉仕が あります。それはその務めによって群れが秩序を維持し、身の安全や互いの協 力を保つためです。イスラエルの民は荒野の中でそれぞれ任された務めを素 直に受け入れ、喜んで奉仕することができたでしょうか。あまり報いもなく、他の 部族や人々と比較し、ストレスが溜まり、自分に相応しくない務めを頂いた人た ちはかなり不平不満も言うでしょう。

では、神様が彼らの状況や心境を知らずに務めを与えたでしょうか。神様は 時には、人々がその務めに相応しくなくても、務めをしたくなくても、モーセを通 してイスラエルの民に示されました。そして、神様の命令によって務めを果た し、200 万人の群れを安全に守り、導いてくださいました。

神様が彼らに務めを与えられた目的は何でしょうか。 まず、神様が任せた務めは、神様が完全に成し遂げてくださいます。 次に、指導者モーセを通して各部族に務めが与えられましたが、それは神様が 与えた務めです。 三番目、人間は相手と比較し、他人よりもっと易しくて良い奉仕を求めますが、 神様はどんな務めでも完全に守ってくださいます。 最後に、神様はイスラエルの民に務めだけでなく、その務めを全部成し遂げる ために責任と知恵、そして力を与えます。

このように神様は荒野で不安をもって苦しんているイスラエルの民に神様の 導きに素直にまたは従順に従うのを望んでおります。これが神様の御旨です。 神様は荒野で敵や危険からイスラエルの民を守る方法として、彼らの好き嫌い を考えて務めを与えたのではなく、神様の御旨によって、すなわち神様の考え と方法、計画により、彼らに務めの奉仕を与え、その務めを充実に奉仕するよ う、教えてくださっています。

【適用】神様が私に与えられた務めは何でしょうか。神の御旨に従い、感謝と喜 びに溢れて神様への務めの奉仕をしましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 

293 2021.10. 22(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;コリント人への手紙 12:12~13 題;「神の家族の共同体2」 「ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部 分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそ れと同様です。なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由 人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そし てすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」

2)まことのぶどうの木と枝 旧約聖書ではイスラエルはぶどうの木の比喩で神に結びつけられていまし

たが、新約聖書のヨハネの福音書 15 章によればイエス・キリストこそはまこと のぶどうの木であり、聖徒たちはその枝です、と言われます。「わたしはまこと のぶどうの木であり、わたしの父は農夫です。わたしの枝で実を結ばないもの はみな、父がそれを取り除き、実を結ぶものはみな、もっと多く実を結ぶために、 刈り込みをなさいます。・・・・・あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことば があなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そ うすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。あなたがたが多くの実 を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるの です。父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの 愛の中にとどまりなさい。」(ヨハネの福音書 15:1~9)。

この比喩はキリストとの結合と、キリストとの愛の交わりの両方を表していま す。クリスチャンはこの断たれることのないイエス・キリストとの交わりに、いつ もとどまっているようにと勧められています。「もし、あなたがたがわたしの戒め を守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるのです。それは、わたしがわた しの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまっているのと同じです。」 (ヨハネの福音書 15:10)。キリストのうちにとどまっていることの結果は、きよめ、 聞かれる祈り、至上の喜び、永遠の真理であります。

イエス様がぶどうの木の譬えを通して私たちに教える真理は何でしょうか。 クリスチャンはまことのぶどうの木であるイエス・キリストとの生きたつながりを 離れては、キリスト者としていのちを享受することも、信仰生活や奉仕において 実を結ぶことができないからです。教会のかしらであるイエス様の愛から離れ ず、イエス様に結ばれ、まことの信仰の道を歩み続けましょう。

【適用】いつもイエス様のうちにとどまって毎日キリストからいのちを頂いて生き る者になりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 238 2021.7.8(金) 清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの黙示録1:2~3 題;「近くにいるイエス・キリスト2」 「ヨハネは、神のことばとイエス・キリストのあかし、すなわち、彼の見たすべて の事をあかしした。この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに 書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからで ある。」

イエス様はローマ皇帝の迫害の中、苦しみを受け、希望を失い、絶望の中 で信仰生活している初代教会の聖徒たちに「時が近づいている」と言われま した。すなわち、イエス様が来られる日が近づいている、という約束です。この 約束は将来の未来的に遅く来るという約束ではなく、現在、もうイエス・キリス トは彼らのところに来られて、働いているという意味です。

では、クリスチャンはどうやってイエス・キリストが近くにいるのを知りますか。 どんな方法で近づいているイエス様と出会い、体験し、慰められますか。イエ ス様はヨハネに次の三つのことを示してくださいます。 まず、聖書のみことばを朗読する聖徒です。 神のみことばは霊の糧です。毎日、聖書のみことばを読むことで、イエス・キリ ストと出会い、みことばを通して語り掛けてくださるイエス様の御声を聞くこと ができます。

次に、みことばを聞いている聖徒です。 牧師が説教を通して語る神のみことばに耳を傾けます。信仰は神のみことば を聞くことから始まります。神のみことばを聞かないといつも幼児のクリスチャ ンになります。みことばを聞く時、神のみことばが一人ひとりの信仰を成長さ せてくださいます。

最後に、神のみことばを心に留める聖徒です。 神のみことばを心に留める、というのは、神のみことばを心に刻み、神様から 示されたことを、実際の生活の中で行動で現わしなさい、という意味です。

初代教会のクリスチャンたちが試練と迫害の中で、神のみことばと信仰を 守るのが難しくて、イエス様が遅く来ると思った彼らは不安と絶望、涙で過ご しています。しかし、イエス・キリストはヨハネを通して彼らに希望を与えてくだ さいます。近くにいるのを明らかにしております。初代教会のクリスチャンたち と共に生活し、彼らが迫害を受けている場所にもともにいるのを示しています。 彼らが感じても感じなくても、イエス様は続けて彼らの所で最善の働きをしてく ださいます。

私たちの信仰生活の中でいつも喜びと幸せの時だけではありません。生活 への困難、突然の事故、思いもしなかった病などが襲って来る時があります。 この時、クリスチャンたちはイエス・キリストが私から遠く離れていると思いま すが、実際、イエス様は私たちの一番近くにおられ、私たちを見守ってくださ います。

【適用】毎日、近くにおられるイエス様に出会い、イエス様の助けと導き、恵み を感じましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 291 2021.10. 20(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;民数記9:20 題;「絶えない旅の道2」 「また雲がわずかの間しか幕屋の上にとどまらないことがあっても、彼らは主の 命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。」

イスラエルの民は神の雲に従って、約束の地カナンのに向かって絶えない 旅の道を続けています。彼らは神様の雲の導きがなければ荒野で一日も生き ることができず、砂漠の道をさ迷い、最終的には悲惨な結末を迎えるかも知れ ません。

私たちの人生の歩みもこの世の荒野での絶えない旅の道です。私たちより 先に天国に行かれた信仰の先輩在天者たちもこの世の生活の中で絶えない 旅の道を歩み、最終的に天の御国に辿り着いて、イエス様と共に幸せな生活 を送っています。私たちは生活の中で誰でも一度以上は引っ越しの経験があ るでしょう。皆がお住まいの引っ越しや仕事、部署の移動、学級の進級、学校 の進学などから荷物の片付けなど大変な思いをします。引っ越しの準備でスト レスや心の負担、そして精神的な圧迫を感じます。

神様はこの世の荒野でクリスチャンたちを永遠の故郷、天国の故郷に導くた めに様々な状況から移動させます。神様は詩篇記者を通して「幸いなことよ。 悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかっ た、その人。」(詩篇 1:1)と語っております。私たちが傲慢の座、不信仰の座、 快楽の座、絶望の座にとどまらず、謙遜の座、信仰の座、希望への座に引っ越 しさせてくださいます。富や成功主義、金銭第一主義の病気から天国への望み を抱いて生きるように導いてくださいます。また、私たちを罪から救い、育ち、導 き、守ってくださる神は創造主なる神であり、この世の何よりも神様が一番大切 であることを知らせております。

へブル人への手紙 11 章では、クリスチャンは、地上では旅人であり、寄留者 であって、自分の故郷、すぐれた天の故郷に憧れて生きる者だと言われました。 第二コリント 4 章 18 節では「・・・・見えるものは一時的であり、見えないものは いつまでも続くからです」、また、ヤコブの手紙 4 章 14 節では「あなたがたのい のちはしばらくの間現れて、それから消えてしまう霧にすぎません」と言われて います。

今から 34 年前、信仰の先輩たちは、梅田町からここ上一丁目に引っ越しし て来た時、この地を伝道の拠点としてこの地域と日本全国への福音伝道への ビジョンを持って 4 年前新会堂を建てました。今、古い教会に戻りたいと思う人 は誰もいないでしょう。同じく、私たちは天国に向かって絶えない信仰の旅を続 けています。この世の生活はわずかの間だけとどまって、絶えない旅の道を歩 み続けます。神様の雲の導きに従って・・・・・

【適用】この世の旅人として天国への希望を抱いて、絶えない旅の道を続けて 歩みましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 290 2021.10.19(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;民数記9:20 題;「絶えない旅の道1」 「また雲がわずかの間しか幕屋の上にとどまらないことがあっても、彼らは主の 命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。」

イスラエルの民が神様の雲がとどまる所に荷物を下ろし、天幕を張り、宿営 して、すこし休もうと思うと、雲はわずかの間しか幕屋の上にとどまらず、また、 離れ上って、移動を始めました。イスラエルの民は動物もなく、自力で荷物を運 ぶのは肉体的に大変疲れます。頻繁に移動するのはとてもストレスが溜まり、 精神的な圧迫を受けます。砂漠の熱さの中で導く神様に不平不満をする人も います。神様はイスラエルの民の不平不満の声を聞き、彼らの心の考えや苦 労も全部知っています。

なぜ、神様はイスラエルの民をオアシスや牧草がある所に導かず、このよう に荒野に案内し、わずかの間しか宿営させないのですか。

まず.イスラエルの民に約束の地、カナンだけに望みを持たせるためです。

神様の最終の目的は、荒野の住みやすいオアシスや牧草地ではなく、約束 の地、カナンの地です。

次に.神様はイスラエルの民を伝染病やあらゆる病気から守るためです。

今、イスラエルの民は水もなく、衛生の問題が整えない荒野を旅だっていま す。下水道やトイレなどの深刻な問題により、一か所で長く滞在すると、伝染病 やあらゆる病気が発生する危険性があります。神様は衛生の問題を考慮して わずかの間だけ宿営して、すぐ彼らを新しい所に導きました。

最後に.イスラエルの民がオアシスや牧草地より神様がもっと大切であること を悟らせるためです。

イスラエルの民の主な職業は農業と羊を飼うことです。彼らは畑や牧草地を とても大切に思って生活をしていた民族です。神様は彼らに畑や牧草地より神 様がもって大切である、と悟らせています。

イスラエルの民は目先のことしか考えてません。しかし、神様はイスラエルの 民を荒野に見捨てず、約束の地、カナンに安全に導き、守ってくださる、愛の神、 全能の神です。

神様は一度約束されたことは何があっても必ず、守ってくださるお方です。約 400 年前、アブラハムに約束したことを今、モーセを通してイスラエルの民をエ ジプトのパロ王の奴隷から救出し、神ご自身が雲として現れて彼らを約束の地、 カナンに導いてくださっております。神様はイスラエルの民をカナンの地に無事 辿り着くために、昼の熱さ、夜の寒さ、あらゆる伝染病から繊細に守ってくださ っております。

【適用】神様の愛は荒野でイスラエルの民を守り、導いたように、今、この世の 荒野で神の民を導いてくださる神様の恵みを覚え、感謝と賛美をささげましょう。

【お祈り】

聖書;コリント人への手紙 12:12~13

題;「神の家族の共同体1」 「ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部 分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそ れと同様です。なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由 人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そし てすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」

■教会とは何か。 旧約のイスラエルの民は荒野を通して神様の約束の地、カナンに辿り着くま

で聖幕(幕屋)中心の生活をしました。今日、クリスチャンたちも同じく永遠の天 国に辿り着くまで教会中心の信仰生活をしなければなりません。教会を離れた 信仰生活は間違ったことです。クリスチャンの根本的な精神はこの世中心の生 活ではなく、教会中心の生活であり、教会を通してすべてが成し遂げられま す。

神様は教会のかしらとしてイエス・キリストを与えてくださいました。また、教 会はキリストのからだであり、クリスチャンたちはイエス・キリストのからだの各 器官である、と明確に示しています。

「また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのもの の上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。教会はキリス トのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちて おられるところです。」(エペソ人への手紙 1:22~23)

I教会とは何か 1.教会の定義

ギリシャ語で「エクレシア」は「外に呼び出す」という語源から始まる言葉で本 来「人々の集い」を意味します。教会が現わす聖書的な意味は「この世から呼 び出され、キリストのうちに属された群れ」だと言えます。教会は建物や組織団 体ではありません。救われた聖徒たちの群れ、すなわち神の家族の共同体が 教会です。新約聖書では教会について、キリストの体としての教会、また、キリ ストの花嫁としての教会につい明らかにしています。今後、皆さんとともに教会 とは何か、を詳しく正しく学んでいきたいと思います。

【適用】教会はキリストのからだであり、神の家族の共同体です。私はキリスト のからだの一つの器官であり、神の家族のうちの一人である、という神のみこ とばに基づいて信仰生活を営みましょう。

【お祈り】

聖書;ヨハネの福音書14:16

題;「聖霊の約束11」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

VI聖霊に満たされる生活の秘訣 神様はあらゆる方法で私たちが聖霊に満たされる生活を送るように導いてくだ さい。

5.罪を告白し、精算します。 「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その 罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(ヨハネの手紙第一 1:9) 6.聖霊に満たされた信仰によって求め、人本主義、神秘主義から解放されなけ ればなりません。 「してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を 与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人た ちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」」(ルカの福音書 11:13) 「このことは、アブラハムへの祝福が、キリスト・イエスによって異邦人に及ぶた めであり、その結果、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためなので す。」(ガラテヤ人への手紙 3:14) 7.神の命令と約束に根拠を置かなければなりません。 「また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たさ れなさい。」(エペソ人への手紙 5:18) 「何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださ るということ、これこそ神に対する私たちの確信です。「」(ヨハネの手紙第一 5:14)

8.自分の感情と体験に依存してはなりません。 9.聖霊の満たされた聖徒たちとみことば交わりをしなければなりません。 「私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも 私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御 子イエス・キリストとの交わりです。」(ヨハネの手紙第一 1:3)

神様は聖徒がご自分の御前で罪を告白し、イエス様の十字架の血潮で赦さ れ、神の約束のみことばを信頼し、聖霊に満たされた聖徒たちと一緒に主にあ る交わりをする時、聖霊を注ぎ、聖霊に満たされる生活を過ごすように導いてく ださいます

【適用】聖霊に満たされ、神様の導きに委ね、日頃の生活を行うクリスチャンに なりましょう。

【お祈り】

聖書;民数記9:17

題;「荒野のナビゲーション2」 「雲が天幕を離れて上ると、すぐそのあとで、イスラエル人はいつも旅立った。 そして、雲がとどまるその場所で、イスラエル人は宿営していた。」

私たちはみんな神の約束の所、天の御国に向かって旅立ちを続けています。 いつも喜びと幸せに満ちた人生の歩みだけではないでしょう。時には、砂漠の 突風のような試練に会います。昼の絶えきれないほどの熱い苦難や夜の零下 数十度の寒い苦しみも耐えなければなりません。3500年前、イスラエルの民が 神様の約束の地、カナンに旅立つ時、雲の姿に現れた神様は、今も、あらゆる 方法や姿で現れて、私たちの信仰と人生の道からとどまり、そこで宿営するよ うに教えております。

神様は私たちの職場や家庭、配偶者、日々の生活中で選択の岐路で雲で 現れて、私たちを導いてくださいます。私にあわない職場でもそこにテントを張 って宿営しなさい、未信者の夫と結婚生活をしているその家庭で宿営しなさい、 周り99.7%がノンクリスチャンでもその地域に宿営しなしさい、と言われていま す。なぜなら、神様は荒野のナビゲーションとなって私たちをそこに導き、昼も 夜も雲の柱で守ってくださっているからです。未信者と一緒に仕事、家庭生活、 社会生活をするのは、信仰や霊的に合えず、不安と緊張の日々が続くでしょう。 しかし、神様は雲が離れ上るまで、そこにとどまるように勧めています。

また、私たちは予想もしなかった病に襲われ、苦しんでいる時があります。た くさんの人たちは病を悲観し、自分や環境を恨みながら過ごしていますが、神 様は私たちにその病の中に宿営しなさい、と言われます。なぜなら、病を通し て生きておられる神様、慰めてくださる聖霊様、溢れるばかりの愛を与えてくだ さるイエス様と出会うように導いてくださるからです。

これが神の雲を通して荒野のナビゲーションに導かれて生きるまことのクリ スチャンの姿です。私たちの人生の道を私たち自ら導き、宿営するのではなく、 神様の導きに従い、宿営する時、神様は神の民である私たちを天の御国まで 安全に守り、導いてくださいます。

【適用】私たちが神の雲の荒野のナビゲーションに従って宿営している所に共 におられ、私たちを安全に守ってくださる愛の神、全能の神を経験しましょう。

【お祈り】

聖書;民数記9:17

題;「荒野のナビゲーション1」 「雲が天幕を離れて上ると、すぐそのあとで、イスラエル人はいつも旅立った。 そして、雲がとどまるその場所で、イスラエル人は宿営していた。」

イスラエルの民はカナンの地に旅立つ時、雲が天幕を離れて上り、先に行く と、すぐそのあについて行きました。また、雲がとどまると、その場所でテントを 張って宿営しました。200万人の民が雲だけに従って移動するのはかなり無謀 は行動です。雲は荒野の激しい風や突風によって移動したり無くなるかも知り ません。また、毎回、テントを張ったり片づけたりするのは中労働です。無防備 状態の中にいる民は、荒野に住んでいる敵が攻撃してくると皆殺されてしまう 危険性があり、みんなが不安と心配、緊張のなかで過ごしています。神様はこ の方法以外にイスラエルの民をカナンの地までもっと安全に導く方法はなかっ たでしょうか。

このような危険があったにも拘らず、モーセとイスラエルの民は神の雲がと どまる場所にテントを張って宿営しています。

なぜ、神様は雲の中で現れて荒野のナビゲーションとなって、イスラエルの 民を案内していますか。 まず、神様は霊です。誰も神様を対面して見ることができないので、雲で現れ て、200万人のイスラエルの民を導いてくださるためです。 次に、雲について行くのが神の命令であることを確信させてためです。 最後に、神の命令に従順に従う時、神様が彼らの命を守り、敵から身の安全と 生活を守ってくださるのを直接体験させるためです。 神様は一度約束されたことを守り、イスラエルの民を約束の地カナンに安全に 導いてくださり、全能なる神です。

このように神様はみことば、人、環境などの方法を通して、私たちがこの世 の荒野の中で生活している間、人生の歩み、信仰の道を導いてくださいます。 神がともにする雲は荒野のナビゲーションです。この神の雲はイスラエルの民 が荒野で迷わないように一番安全な場所に導き、どんな危険でも察知し、詳し く教え、敵から守ってくださいます。

クリスチャンの信仰生活はイスラエルの民が試練と苦難の荒野で生きるのと 同じです。しかし、神様は日々仕事や学校、未信者の家庭や偶像を拝んでい る地域社会の中から、ご自分の民である聖徒たちを荒野のナビゲーション、す なわち神のみことばのナビゲーションで安全に導き、守り、助けてくださいま す。

【適用】いつも私たちの側におられ、雲の柱で守り、みことばのナビゲーション で導いてくださる神の愛と力にに感謝し、信仰の歩みを続けましょう。

【お祈り】

聖書;ヨハネの福音書14:16

題;「聖霊の約束10」

「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

VI聖霊に満たされる生活の秘訣。

1.福音のみことばを続けて聞きます。 「イエスについては、預言者たちもみな、この方を信じる者はだれでも、その名 によって罪の赦しが受けられる、とあかししています。」ペテロがなおもこれら のことばを話し続けているとき、みことばに耳を傾けていたすべての人々に、 聖霊がお下りになった。」(使徒の働き 10:43~44)

2.イエス・キリストを信じ、救われた、という信仰告白をします。 「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを 死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからで す。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(ローマ人 への手紙 10:9~10)

3.聖霊の満たしのために切に祈ります。 「さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。『だれ でも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖 書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るよ うになる。』」(ヨハネの福音書 7:37~38)

4.聖徒のうちに神のみことばを深く根ざします。 「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互い に教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に 向かって歌いなさい。」(コロサイ人への手紙 3:16)

未信者がイエスを信じ、クリスチャンになると、今までの自分の生き方が変 わります。以前は、自己中心に生活して来ましたが、クリスチャンになってから は、聖霊に導かれ、聖霊に満たされて生きる者に生まれ変わります。聖霊は神 のみことばの糧をもって聖徒一人ひとりを養い、育って行きます。

【適用】神のみことば中心に生きるために聖霊の満たしを切に求めましょう。

【お祈り】

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束9」

「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

V聖霊に充満すると、どんな結果が現れますか。 10.虚しい栄光を求めず、互いにいどみ合ったり、そねみ合ったりしません。 「キリスト・イエスにつく者は、自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十 字架につけてしまったのです。もし私たちが御霊によって生きるのなら、御霊に 導かれて、進もうではありませんか。互いにいどみ合ったり、そねみ合ったりし て、虚栄に走ることのないようにしましょう。」(ガラテヤ人への手紙 5:24~26) 11. 永遠のいのちを刈り取るのです。 「自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、 御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。」(ガラテヤ人への手紙 6:8)

12. 主の栄光を賛美します。 「この方にあってあなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を 聞き、またそれを信じたことにより、約束の聖霊をもって証印を押されました。 聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。これは神の民の贖いのため であり、神の栄光がほめたたえられるためです。」(エペソ人への手紙 1:13~ 14)

13. 神様に対する霊的な知恵をもって生活します。 どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るため の知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。また、あなた がたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望 みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだもの か、また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力 がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますよう に。」(エペソ人への手紙 1:17~19)

14.神様を恐れず、「アバ、父 」と呼びます。 「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、 子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼 びます。私たちが神の子どもであることは、御霊ご自身が、私たちの霊ととも に、あかししてくださいます。」(ローマ人への手紙 8:15~16)

私たちが聖霊に満たされると、毎日喜びに満ちて、主の栄光を賛美します。 また、聖書を通して神様の御心を探り、この世の知恵ではなく、霊的な知恵を 求めながら生活をします。クリスチャンは神の子どもですのでどんな試練と苦 難の中でも父なる神様が守ってくれますので何の恐れもありません。

【適用】聖霊はいつも私たちを見守ってくださいます。私たちに聖霊を送ってくだ さった神様に感謝しましょう。

【お祈り】

聖書;歴代誌第二20:24~30 「神様の祝福の通路2」

「ユダが荒野に面した物見の塔に上ってその大軍のほうを見渡すと、なんと、 死体が野にころがっている。のがれた者はひとりもない。ヨシャパテとその民が 分捕りをしに行くと、その所に、武具、死体、高価な器具を数多く見つけたので、 これを負いきれないほど、はぎ取って、自分のものとした。あまりにも多かった ので、彼らはその分捕りに三日かかった。四日目に、彼らはベラカの谷に集ま り、その所で主をほめたたえた。それゆえ、人々はその所の名をベラカの谷と 呼んだ。今日もそうである。それから、ユダとエルサレムの人々はひとり残らず、 ヨシャパテを先頭にして、喜びのうちにエルサレムに凱旋した。主が彼らに、そ の敵のことについて喜びを与えられたからである。彼らは、十弦の琴、立琴、ラ ッパを携えてエルサレムに入り、主の宮に行った。地のすべての王国が、主は イスラエルの敵と戦われたということを聞いたとき、神の恐れが彼らの上に臨 んだ。このようなわけで、ヨシャパテの治世は平穏であった。彼の神は、周囲の 者から守って、彼に安息を与えられた。」

私たちがこの世で生活している間に、心配と恐れが一つもない人がいます か。誰でも一つ以上、不安と心配、恐れをもって生きています。仕事の中、また 人間関係の間には問題が生じ、自分が解決できない時は、不安や恐れも感じ ます。また、酷い病気に患っている者はもっと不安をもっているでしょう。勿論、 クリスチャンになってもこれらの不安と心配、恐れから避けられないでしょう。ヨ シャパテ王やユダの民、兵士たちが持っている不安と恐れの姿は、現在の私 たちの姿と同じだ、と思います。

この時、神様が私たちに求めるものは何でしょうか。霊とまことをもって神様 に礼拝を捧げることです。神様は真の礼拝者が捧げる礼拝を通して天の御国 の祝福を与えてくださいます。礼拝は神様の祝福の通路です。神様は何よりも ご自分に捧げる礼拝を一番喜んで受け取ってくださいます。そして、礼拝の時、 礼拝者が心にもっている不安と心配、そして恐れを全部取り除いてくださり、恐 れの問題を全部解決してくださいます。神様を信じない未信者たちは神様の裁 きを恐れますが、私たちは神様が約束を守り、神様の全能の力や偉大な働き を見て、神様を敬い、恐れます。

私たちが捧げる礼拝とは、宗教的な儀式でもなく、抽象的でもなく、天国に行 くためだけでもありません。礼拝は神様の臨在の中で、神様との出会いです。 この礼拝を通して生きている神様と直接経験できます。この時、神様はクリス チャンのうちにある不安と心配、恐れを全部取り除いてくださり、喜びと平安を 与えてくださいます。礼拝は神様の祝福の通路です。皆が礼拝を通して、不安 と心配、恐れが消え去り、神様から与える平安と喜びを経験するよう、霊とまこ とをもって礼拝を捧げましょう。

【適用】私たちは真の礼拝者なって、神様から満ち溢れるばかりの喜びと平安 を頂きましょう。

【お祈り】

聖書;歴代誌第二20:24~30 「神様の祝福の通路1」

「ユダが荒野に面した物見の塔に上ってその大軍のほうを見渡すと、なんと、 死体が野にころがっている。のがれた者はひとりもない。ヨシャパテとその民が 分捕りをしに行くと・・・・・あまりにも多かったので、彼らはその分捕りに三日か かった。四日目に、彼らはベラカの谷に集まり、その所で主をほめたたえ た。・・・・・それから、ユダとエルサレムの人々はひとり残らず、ヨシャパテを先 頭にして、喜びのうちにエルサレムに凱旋した。主が彼らに、その敵のことにつ いて喜びを与えられたからである。・・・・・地のすべての王国が、主はイスラエ ルの敵と戦われたということを聞いたとき、神の恐れが彼らの上に臨んだ。こ のようなわけで、ヨシャパテの治世は平穏であった。彼の神は、周囲の者から 守って、彼に安息を与えられた。」

今日の本文では二つの光景が見られます。一つは、ユダヤの敵である連合 軍の兵士たちは神様を恐れています。もう一つは、ヨシャパテ王や兵士たちは ベラカの谷に集まって主を褒め称え、礼拝を捧げています。また、戦争は終わ ったのではありません。全滅された連合軍の上陸部隊だけです。また、数百万 人の主力部隊が残っています。彼らは復讐心に燃えて、戦力を整えていつ再 び攻撃しに来るか知りません。ここで私たちはヨシャパテ王の行動に注目した いと思います。26節で四日目にベラガの谷に集まって主の御名を褒め称えな がら礼拝を捧げています。本来なら、残った連合軍の主力部隊が攻撃しに来る 前に、3日間分捕りした武具や高価な武器をもって次の戦争に備えてエルサレ ムに戻るのが当然の勝利の作戦です。しかし、ヨシャパテ王は連合軍より神様 をもって恐れていたのです。そして、今すぐ、連合軍が攻撃して来ると、自分と ユダの兵士たちが全滅されるかもしらない緊迫の瞬間にも拘わらず、ヨシャパ テ王が最優先に取った行動は、まず、主の御名を賛美しつつ、礼拝を捧げ事で した。

この時、連合軍の陣営で不思議な出来事が起こりました。敵の司令官や兵 士たちの心に恐れが徐々に生じました。彼らは「この戦争にはヨシャパテ王や ユダヤ民が信じている神が介入している」「今よりもっと強い武器を用意し、再 び攻撃してもこれ以上の戦争は無謀となり、完全に負けてしまうのだ」という恐 れが生じました。ヨシャパテ王やユダの兵士たちが神様に礼拝を捧げる間に、 神様が連合軍の心を支配し、彼らの心に恐れを与えたのです。

このようにまことの礼拝は神様の祝福の通路です。イエス様は言われました。 「神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなり ません。」(ヨハネの福音書4:24)神様は真心をもって礼拝を捧げる真の礼拝者 を求めております。神様は真の礼拝者が捧げる礼拝を通して、心配、不安、恐 れを全部取り除いてくださいます。また、神様に礼拝を捧げる間に、問題を全 部解決してくださいます。どんな大きな問題や恐れがあってもそれを見ずに、 神様だけ見て、霊とまことをもって礼拝を捧げる時、神様は祝福の通路となっ て、平安と喜びの勝利の道に導いてくださいます。

【適用】私たちが問題と不安、恐れが生じた時、最優先に神の御前で真心をも って礼拝を捧げましょう。

【お祈り】

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束8」

「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

V聖霊に充満すると、どんな結果が現れますか。 

6.神の子どもとして生きていきます。 「神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。あなたがたは、人を再 び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を 受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼びます。」(ローマ人へ の手紙 8:14~15)

7.義と平和と喜びの生活をします。 「なぜなら、神の国は飲み食いのことではなく、義と平和と聖霊による喜びだか らです。」(ローマ 14:17)

8.自由があります。 「主は御霊です。そして、主の御霊のあるところには自由があります。」(コリン ト人への手紙第二 3:17) ここで「自由」というのは律法からの自由であり、律法の裁きと死亡から完全に 解放されることを言います。すなわち、キリストの霊をもっている者、神のみこと ばの中で生きている者は律法に縛られず、律法に拘束されない、という意味で す(ローマ 8:2)。なぜなら、キリストは生かす霊であるからです(第一コリント 15:45) 「なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理か ら、あなたを解放したからです。」(ローマ人への手紙 8:2)、「聖書に「最初の人 アダムは生きた者となった」と書いてありますが、最後のアダムは、生かす御 霊となりました。」(コリント人への手紙第一 15:45)

9.希望を待ち望みます。 「私たちは、信仰により、御霊によって、義をいただく望みを熱心に抱いている のです。」(ガラテヤ 5:5)

聖霊は私たちが神の子どもであり、天の御国の民であり、イエス・キリストの 花嫁であることを明確に教えてくださいます。聖霊に満たされたクリスチャン は、試練と苦難の中で聖霊が与える平和と喜びに溢れて生活をします。

【適用】毎日、聖霊に導かれる生活を行い、聖霊の満たしを体験する聖徒にな りましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 280 2021.9.3(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束7」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

V聖霊に充満すると、どんな結果が現れますか。 

1.救いの感謝と喜び、そして確信が満ち溢れます。 「また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たさ れなさい。詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌 い、また賛美しなさい。いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キ リストの名によって父なる神に感謝しなさい。」(エペソ人への手紙 5:18~20) 2.聖霊の素晴らしい実を実ることができます。 「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制で す。このようなものを禁ずる律法はありません。」(ガラテヤ人への手紙 5:22~ 23)

3.大胆にイエス・キリストを証ししながら喜んで伝道の実を実ります。 「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。 そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたし の証人となります。」(使徒の働き 1:8)

4.互いに助け合いながら生活をします。 「信じた者の群れは、心と思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のも のと言わず、すべてを共有にしていた。」(使徒の働き 4:32) 5.霊によって体の行いを殺します。 「ですから、兄弟たち。私たちは、肉に従って歩む責任を、肉に対して負っては いません。もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。しかし、もし 御霊によって、からだの行いを殺すなら、あなたがたは生きるのです。「」(ロー マ人への手紙 8:14~15)

神様はご自分の霊である聖霊を私たちに送ってくださました。聖霊は私たち の目には見えませんが、イエスを救い主として信じる者のうちに神殿を作り、そ の神殿の中で、クリスチャンを助け、守り、聖霊の実を実るように導いてくださ います。クリスチャンは自分のうちにいる聖霊の満たしのために祈り、日々聖 霊の働きを体験することができます。

【適用】私は聖霊に満たされ、聖霊の実をたくさん実る生活をしているのでしょう か。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 279 2021.9.2(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束6」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

IV今日の助け主聖霊働きは何でしょうか。 1.助けぬ聖霊は神のみことばを教えたり、思い起こさせます。 「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、 あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべて のことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ 14:26)

2.助けぬ聖霊は真理の中に導きます。 「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理 に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やが て起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。」(ヨハネ 16:13)

3.助けぬ聖霊は救いを与える働きをします。 「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを 認めさせます。罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。ま た、義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見 なくなるからです。さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたから です。」(ヨハネ 16:8~11) 1)罪、義、裁きについて悟らせます。2)助けぬ聖霊を通して救いの確信を得さ

せます。3)神のみことばを聞く時、罪の赦しの確信をもってイエス・キリストを 愛することができます。

4.助けぬ聖霊によって生まれ変わった聖徒の心にはイエス・キリストへの愛が 生じます。

「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見て はいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた 喜びにおどっています。」(第一ペテロ 1:8)

イエス・キリストの約束の通りに確かに聖霊は来られて、日々の生活の中で 私たちと共におられ、私たちをこの世から守り、神のみことばを悟らせ、真理 の道に導いてくださいます。

【適用】助けぬ聖霊に満たされ、聖霊が導く真理の中で生活しましょう。 【お祈り】

五分バイブルロードマップ 278 2021.9.1(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;歴代誌20:5~13 「神様だけに目を注ごう3」 「ヨシャパテは、主の宮にある新しい庭の前で、ユダとエルサレムの集団の中 に立って、言った。『私たちの父祖の神、主よ。あなたは天におられる神であり、 あなたの御手には力があり、勢いがあります。だれも、あなたと対抗してもちこ たえうる者はありません。』・・・・ところが今、アモン人とモアブ人、およびセイル 山の人々をご覧ください。・・・私たちの神よ。あなたは彼らをさばいてくださらな いのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、 私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、 あなたに私たちの目を注ぐのみです。・・・・ユダの人々は全員主の前に立って いた。彼らの幼子たち、妻たち、子どもたちも共にいた。」

神様は礼拝を通してヨシャパテ王に次のよう教え、働いております。 まず。戦争の勝利は強力な戦士や武器にあるのではなく、神の御手にありま す。6節でヨシャパテ王は連合軍との戦争で勝利をするためには何が必要であ りか、をよく知っていたのです。「あなたの御手には力があり、勢いがあります。」 神の許しがなければ勝利できない。また、神様がイスラエルの歴史の中から、 アブラハム、モーセ、ソロモン王たちに働いた出来事を思い出して、12節でヨシ ャパテ自分の力では何もできない、徹底的に告白しています。このように礼拝 は、現在、自分がどんな状況であり、どんな力をもち、何をできるものか、を悟 る時間です。また、礼拝を通して神の力が臨みます。だった一度のまことの礼 拝を捧げるか、否かによって戦争の勝敗が決められます。

私たち人生の中で突然、奇襲攻撃を受ける時があります。経済的な困難に 置かれます。仕事の中で予想外の出来事が生じます。今まで健康だったのに、 急に病にかかり、入院や手術をする時があります。ですから、私たちの人生の 歩みの中で、この先に何が起こるか、を知らずに生きるのが人間です。 この時,神様は、クリスチャンが一番先に取るべき行動は何か、を示してくださ います。

クリスチャンが危機に直面した時、一番大切なのは、誰に頼るか、何をする のか、ということです。神様はヨシャパテ王や南王国ユダの民のように、神様に 最優先に礼拝を捧げ、神様に頼り、悔い改め、助けを求めるのを求めておりま す。なぜなら、神様だけに目を注がないと、結局、問題が大きく見えて、もっと 危機感をもって、神様に対する信頼と信仰を失ってしまうからです。しかし、神 様だけに目を注ぐとどんな問題が奇襲攻撃して来ても、神様が偉大に見える から、問題を恐れません。あらゆる問題と苦難の奇襲攻撃を恐れず、勝利を得 るためには、霊とまことをもって、心を尽くして神様に礼拝を捧げるのが勝利の 秘訣です。

誰が人生の敗北者ですか。神様より自分の状況と環境に関心をもって、そ の問題の数を数える者です。誰が人生の勝利者ですか。自分の問題より神様 の恵みと祝福だけを数える者です。私たちは何かをする時、終わりまではその 最後の結果を知りませんが、神様ははじめから全部その結果を知っておられ るお方です。神様だけに目を注いで、どんな攻撃からも勝利を得ましょう。

【適用】神様だけに目を注いで、神様の偉大な働きを経験する聖徒になりましょ う。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 277 2021.8.31(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;歴代誌20:5~13 「神様だけに目を注ごう2」 「ヨシャパテは、主の宮にある新しい庭の前で、ユダとエルサレムの集団の中 に立って、言った。『私たちの父祖の神、主よ。あなたは天におられる神であり、 あなたの御手には力があり、勢いがあります。だれも、あなたと対抗してもちこ たえうる者はありません。』・・・・ところが今、アモン人とモアブ人、およびセイル 山の人々をご覧ください。・・・私たちの神よ。あなたは彼らをさばいてくださらな いのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、 私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、 あなたに私たちの目を注ぐのみです。・・・・ユダの人々は全員主の前に立って いた。彼らの幼子たち、妻たち、子どもたちも共にいた。」

ヨシャパテ王はどんな王ですか。 17章以下で、城壁の増築、軍隊を置くなど軍事改革を行いました。また、バア ルを求めず、アシェラ像をユダから取り除き、民に律法を教え、民を主に立ち返 らせるなど宗教改革を行いました。彼は神中心の政治を行った素晴らしい王で した。本来なら、神様はこのように神の御心に叶う王にはもっと祝福を与えるは ずなのに、周りの異邦の国の連合軍を通して南王国ユダに奇襲攻撃を許して います。

普通、聖書でユダ国が近隣の国々から攻撃を受ける時には次のような原因 がありました。神の命令に背いた時と偶像崇拝をした時です。今日の本文でヨ シャパテ王がモアブ人、アモン人、エドム人の連合軍から奇襲攻撃を受けた理 由に注目しましょう。ヨシャパテ王は18章1節でバアル偶像やアシェラ像を拝む 北イスラエルの王アハブと縁を結びました。その後、彼は宗教改革を起こし、 神様が求め喜ばれる政治を行いましたが、神様はアハブと縁を結んだヨシャパ テ王の一度の罪を覚えていたのです。それで、19章2節、先見者エフ―を彼に 送って、「・・・・これによって、あなたの上に、主の前から怒りが下ります。」と伝 えています。ヨシャパテ王は連合軍の奇襲攻撃は神様がなさった事だと気づき ました。そして、彼が取った行動はただ、神様だけに目を注ぐことです。礼拝を 通して、自分の罪を悔い改め、この危機から避けるために民と一緒に祈りまし た。

なぜ、神様は連合軍の奇襲攻撃を許したのでしょうか。ヨシャパテ王を裁くた めではなく、彼に罪を悟らせ、告白させ、これから神様だけに目を注いで、神様 だけが唯一頼り、信頼すべきお方であることを教えるためです。神様は私たち を愛し、ご自分ともって信頼関係を築くために試練と苦難を与えるお方です。

【適用】私にも突然、奇襲攻撃が襲ってきます。神の前に静まって礼拝を捧げ、 攻撃から勝利をしましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 276 2021.8.30(月)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;歴代誌20:5~13 「神様だけに目を注ごう1」 「ヨシャパテは、主の宮にある新しい庭の前で、ユダとエルサレムの集団の中 に立って、言った。『私たちの父祖の神、主よ。あなたは天におられる神であり、 また、あなたはすべての異邦の王国を支配なさる方ではありませんか。あなた の御手には力があり、勢いがあります。だれも、あなたと対抗してもちこたえう る者はありません。』・・・・もし、剣、さばき、疫病、ききんなどのわざわいが私た ちに襲うようなことがあれば、私たちの苦難の中から、あなたに呼ばわります。 そのときには、あなたは聞いてお救いくださいます。・・・・ところが今、アモン人 とモアブ人、およびセイル山の人々をご覧ください。・・・私たちの神よ。あなた は彼らをさばいてくださらないのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびた だしい大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすれば よいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。・・・・ユダの 人々は全員主の前に立っていた。彼らの幼子たち、妻たち、子どもたちも共に いた。」

1節以下でヨシャパテ王に絶体絶命の危機が訪れました。近隣のモアブ人、 アモン人、エドム人の連合軍がユダに奇襲攻撃をして来たからです。ヨシャパ テ王は敵と対抗して戦う勇気と力が無くなって恐れました。しかし、ヨシャパテ 王とユダの全国民は主の宮に集まって、神に礼拝を捧げ、お祈りし、主の助け を求めました。ヨシャパテ王には100万人近くの強力な戦士たちがいるにも拘わ らず、連合軍の奇襲攻撃に何も対抗できませんでした。普通、戦争は事前に布 告して攻撃してきますが、今回の連合軍は事前布告もせず、南王国ユダの中 にまで攻撃してきました。

ヨシャパテ王は縁を結んだ北イスラエルのアハブ王に救援軍を送ってくれる ように頼まず、司令官たちは連合軍と戦う作戦も立てず、戦士たちは敵と戦う 戦力を失いました。また、全国民は不安で避難する手段と道を模索しています。 国全体が危機に陥ってとても混乱な状態になりました。今、タリバンに陥落され たアフガニスタンの国民がタリバン武装勢力を恐れて、海外に避難するために 大混乱になっているのと同じような光景が目に浮かべます。この危機の時は宮 に集まって神様に礼拝と祈りを捧げる時ではなく、王をはじめ皆が逃亡するか、 攻撃するのかが最善の方策です。

しかし、隣国の連合軍の奇襲攻撃に南王国ユダが絶体絶命の危機に直面 している緊迫の戦時の中、ヨシャパテ王が取った行動に注目しましょう。3節で はユダ全国に断食を布告しました。13節では「宮には全国の民、幼子たち、妻 たち、子どもたちがいた。」すなわち、ヨシャパテ王は神様だけに目を注いで全 国民と一緒に宮で礼拝を捧げています。

私たちは時々、この世の文化、思想、異教の数々の宗教や行事などから突 然、奇襲攻撃を受ける時があります。また、経済、仕事、健康、家族などに予 想外の試練と苦難が訪れます。その時、神様が私たちに求めるのは、この世 の方式や自分の力で解決するのではなく、最優先に神の御前に出て礼拝を捧 げるのを願っています。

【適用】私たちがこの世の生活の中で奇襲攻撃を受ける時、最優先に取るべき 行動は何でしょうか。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 275 2021.8.28(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束5」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

III助け主聖霊の約束はどうように成就されましたか。 聖書では神様がこの世に聖霊を送ってくださる、と明確に約束してくださいま す。

3.契約の成就(聖霊降臨)

1) 助け主の約束は弟子たち、使徒たちに先に成し遂げられた約束です。 「彼らといっしょにいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。『エルサレムを離れ ないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを 授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。』」 (使徒の働き 1:4~5) 1助け主の約束は使徒たちに先に与えられた約束です。 2助け主の約束は使徒たちに成就されました。

2) 助け主の約束は救われたすべての聖徒たちに与えられました。 1使徒たちに助け主聖霊を与えたように聖徒たちにも聖霊を与えます。 「ですから、神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受け

て、今あなたがたが見聞きしているこの聖霊をお注ぎになったのです。」(使

徒の働き 2:33)

2 罪が赦されると聖霊を賜物として頂きます。 「人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、『兄弟たち。私

たちはどうしたらよいでしょうか』と言った。そこでペテロは彼らに答えた。『悔 い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリスト の名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受ける でしょう。』」(使徒の働き 2:37~38)

3) 今もイエス様を信じ、罪が赦され、救われると助け主聖霊が来ます。

4.罪が赦され救われると聖霊が来られ、私たちを導いてくださいます。 1)助け主でおられる聖霊を受けると心の平安と喜び、確信を頂きます。 2)救うの確信と平安を享受する者は助け主聖霊を受けたからです。 3)今日も助け主は働いて生まれ変わらせ、また、生まれ変わった霊魂を守り、 導いてくださいます。

イエス様は使徒たちや大勢の聖徒たちに、復活後、天に昇られると助け主 聖霊を送ると約束されました。その通りにペンテコステの時、エルサレムに聖 霊が訪れ、使徒たちや聖徒(弟子)たちが聖霊に満たされ、大胆に福音を伝え、 大勢の人たちを救いに導かれ、病人が癒される奇跡が起こりました。今も、聖 霊は清水聖書教会と皆さんの仕事場、生活の所で働き、皆さんを導き、たくさ んの奇跡を起こしてくださいます

【適用】私のうちに臨んでいる聖霊なる神様の働きと奇跡を経験し、聖霊に感 謝と賛美を捧げましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 274 2021.8.27(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束4」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束 III助け主聖霊の約束はどうように成就されましたか。

聖書ではたくさんのところに神様がこの世に聖霊を送ってくださる、と明確 に約束してくださいます。

1.旧約聖書の預言 「その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や 娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。」(ヨエル書 2:28)「『神は 言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたが たの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。』その日、わたし のしもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。」 (使徒の働き 2:17~18)

2.イエス・キリストの約束 1)助け主を遣わして永遠にともにいます。

「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなた がたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおら れるためにです。・・・その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちに おられるからです。」(ヨハネの福音書 14:16~17)

2)聖霊がすべての事を悟らせ、助けてくださいます。 「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊 は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したす べてのことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネ 14:26)

3)聖霊が来るとイエス・キリストを証しします。 「わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来 るとき、その御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネの福音書 15:26)

4)聖霊が来ると真理の中に導いてくださいます。 「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理 に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、や がて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。」(ヨハネの福音書 16:13)

5)聖霊が来ると力を受けてイエス様の証人になります。 「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けま す。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、 わたしの証人となります。」(使徒の働き 1:8)

イエス・キリストの約束の通り、聖霊は今も、これからもずっと私たちと共にお られ、私たちを危険と試練から助け、聖書のみことばを悟らせ、真理の道に 導いてくださいます。

【適用】私たちと共におられる聖霊と親しくなって、毎日聖霊の助けを経験し、 聖霊の教えと導きに従いましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 273 2021.8.26(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書13:31~35 「天国の希望3」 「イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、からし種 のようなものです。それを取って、畑に蒔くと、どんな種よりも小さいのですが、 生長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほど の木になります。」イエスは、また別のたとえを話された。「天の御国は、パン種 のようなものです。女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、全体 がふくらんで来ます。」イエスは、これらのことをみな、たとえで群衆に話され、 たとえを使わずには何もお話しにならなかった。それは、預言者を通して言わ れた事が成就するためであった。『わたしはたとえ話をもって口を開き、世の初 めから隠されていることどもを物語ろう。』」

この世の人たちから見ると私たちはからし種やパン種のようにあまりにも小 さな存在であり、力がなく、弱い者に見えますが、クリスチャンのうちにはこの 世の人たちには見えないいのちが芽生えています。イエスキリストの復活のい のちであり、永遠のいのちです。イエス様がこの例え話を語られた主な目的が あります。この世の人々の目にはイエス様がからし種やパン種のような存在に しか見えないが、イエス様を通して天の御国がますます成長し、この世に広が って行くのと同じく、天国の希望をもって生きる聖徒のうちにイエス様のいのち が入るとその人のうちで天国はからしの種のように成長し、パン種のように膨 らんで、周りに天国の影響を与えることができる、という真理を教えています。

本来、私たちは周りの人々に何の影響も与えるような者ではありません。し かし、イエス様が私を大きく成長させてくださいます。神様は聖書で「あなたの 始めは小さくても、その終わりは、はなはだ大きくなる。」(ヨブ記 8:7)と、言われ ました。また、イエス様は「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人が わたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多く の実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないか らです。」(ヨハネの福音書 15:5)と言われました。

このように私たちは小さくて弱い者ですが、私たちが天国の希望をもってイ エス様にとどまる時、私たちのうちで PULSE(パルス;脈拍、波動、活気、鼓動) し、天国が成長し、隣人に世の初めから隠されていたイエス・キリストを現すこ とができます。

【適用】私のうちにあるイエス様のいのちを通して天国が益々広がっていく恵み に感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 272 2021.8.25(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書13:31~35 「天国の希望2」 「イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、からし種 のようなものです。それを取って、畑に蒔くと、どんな種よりも小さいのですが、 生長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほど の木になります。」イエスは、また別のたとえを話された。「天の御国は、パン種 のようなものです。女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、全体 がふくらんで来ます。」イエスは、これらのことをみな、たとえで群衆に話され、 たとえを使わずには何もお話しにならなかった。それは、預言者を通して言わ れた事が成就するためであった。『わたしはたとえ話をもって口を開き、世の初 めから隠されていることどもを物語ろう。』」

人々は砂より小さなからし種が 2~3 メートル大きくなり、空の鳥が来て枝に 巣を作ることや、少ないパン種がたくさんの三サトンの粉の中に入って全体が 膨らンで来るとは想像でません。

では、キリストはからし種とパン種にとのように働いているのでしょうか。から し種に天国の命を与え、大きくしてどの草よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に 巣を作ります。砂よりも小さいからし種さえも命があるとどんな野菜よりも大きく なり、ます。鳥たちには住まいと安らぎの場を与えます。

また、パン種に天国の命を与え、全体を膨らんで、美味しいパンを作ります。 パン種はパンを作るのに欠かせないほどの重要なものです。いくら麦粉がたく さんあってもパン種がないと、パンを作ることができません。ここで注目したい のは粉の中に入ったパン種が膨らむのではなく、全体の粉を膨らませ、パン種 の存在と姿は消えていきます。

このようにからし種とパン種には命があって、種自体が固定したままにいる のでなく、活発的に動き、周りにたくさん影響を与えるほど成長し、拡張してい きます。

イエス様は天の御国からこの世に来られ、小さなからし種のとうに目立てず、 小さな町ナザレで育ち、30 才まで大工さんとして仕事をしました。しかし、イエス 様はメシヤとして私たちに現れ、私たちの住まい、安らぎ場となってくださいま す。私たちが苦しむ時、苦難と試練の時、私たちのうちにおられ、私たちを慰め、 祈りに応え、問題を解決してくださいます。イエス様こそまことのからし種であり、 パン種となって、罪人を救いに導き、聖徒の味方となって、私たちに天国の希 望を与えてくださいます。

【適用】 私は今、イエス・キリストのからし種とパン種のいのちをもって生きて いるのか、をもう一度点検しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 271 2021.8.24(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書13:31~35 「天国の希望1」 「イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、からし種 のようなものです。それを取って、畑に蒔くと、どんな種よりも小さいのですが、 生長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝に巣を作るほど の木になります。」イエスは、また別のたとえを話された。「天の御国は、パン種 のようなものです。女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、全体 がふくらんで来ます。」イエスは、これらのことをみな、たとえで群衆に話され、 たとえを使わずには何もお話しにならなかった。それは、預言者を通して言わ れた事が成就するためであった。『わたしはたとえ話をもって口を開き、世の初 めから隠されていることどもを物語ろう。』」

イエス様は今日の本文で「天の御国」に対して二つの例え話を示しています。 からし種とパン種の例えです。からし種は種の中で一番小さいです。海辺の砂 よりも小さい種です。また、パン種はパン作る粉に比べると分量がとても少ない です。パン種は沢山の麦粉に入ると姿が消えてしまうほど少ないです。

このように一番小さいからし種と少ない分量のパン種がとうやって天の御国 になるでしょうか。本来、天の御国を紹介するなら最初からもっと立派な種や目 立つような素晴らしい種ねの例え話をしたほうがみんなからもっと関心をもたら せ、影響を与えるべきではないでしょうか。

しかし、イエス様は種の中で一番小さいからし種は後に 2~3 メートルの大き い木となって、空の鳥が来て枝に巣を作る。また、パン種は三サトンの粉に入 ると全体がふくらんで来ると言われました。

なぜ、イエス様は弟子たちと群衆にからし種とパン種の例えを通して天の御 国の福音を伝えていますか。

実際、これらの例えを通して、イエスご自身が天国であることを知らせるため です。ユダヤ地の田舎の家庭で生まれたイエス様は律法学者や祭司長たち、 ユダヤ人たちから見ると、からし種のように小さな者です。パン種のように大勢 の人々に福音を伝え、救いの影響を与えるような姿はどこにでも見られません。

しかし、イエス様が入るところにはますます天の御国が大きく成長します。た くさんの人たちが救いを求めてイエス様の所に来ます。天国の始まりは小さく て、量が少なくてあまり見えないが、時間が過ぎると、沢山の人たちが大きくな り、広げている天の御国を、直接見て、味わい、享受することができる、という 真理を教えています。

このように天国ははじめは小さいことから出発しますが、それからは小さくな ったり、縮んだり、無くなったりはしません。必ず、ますます大きくなり、活発的 に働きます。福音を伝えるとはじめは聞く人も関心を持つ人もあまりないでしょ う。しかし、福音にはいのちがあります。福音のからし種やパン種が入っている 人は救いに導かれます。イエス・キリストの福音の種が入って生きる聖徒は天 国の希望をもって、隣人に天国の影響を与えます。

【適用】 私のうちにイエス・キリストの福音の種が入り、今も活発に働いている イエス様と共に周りの人たちに天国の影響を与えましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 270 2021.8.21(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16~20 題;「聖霊の約束3」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができ ません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたは その方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうち におられるからです。わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたし は、あなたがたのところに戻って来るのです。いましばらくで世はもうわたしを 見なくなります。しかし、あなたがたはわたしを見ます。わたしが生きるので、あ なたがたも生きるからです。その日には、わたしが父におり、あなたがたがわ たしにおり、わたしがあなたがたにおることが、あなたがたにわかります。」

■聖霊の約束 II助け主聖霊の約束 1.助け主は聖霊です。

「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、 あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべての ことを思い起こさせてくださいます。」

(ヨハネ 14:26)

2.助け主は真理の霊ですので見ることができず、この世の人たちは受けるこ

とができません。 「その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世 はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知 っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるか らです。」

(ヨハネの福音書 14:17)

3.助け主聖霊の働きを通して神様を知ることができます。 「その日には、わたしが父におり、あなたがたがわたしにおり、わたしがあなた がたにおることが、あなたがたにわかります。」(ヨハネの福音書 14:20)

イエス様が言われたように私たちは助け主聖霊を通して神のうちにクリスチ ャンが住んでいることが分かります。聖霊が教え、悟り、感じさせてくださいま す。なぜなら、助け主聖霊はクリスチャンのうちに住んでいるからです。

使徒パウロがコリント教会の聖徒たちに語ったみことばに注目しましょう。「あ なたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知 らないのですか。もし、だれかが神の神殿をこわすなら、神がその人を滅ぼさ れます。神の神殿は聖なるものだからです。あなたがたがその神殿です。

(コリ ント人への手紙 3:16)。

このように、聖霊は聖徒のうちにおられ、イエス様と神様をもっと知るように 助けてくださいます。

【適用】今、私たちのうちにおられ、神様とイエス・キリストに導き、真理を悟らせ てくださる助け主聖霊に感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 269 2021.8.20(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束2」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

I助け主聖霊は誰ですか。 

4.旧約聖書と新約聖書で神様はとのように現れましたか。

神様はみことばと聖霊、そしてイエス・キリストとして現れました。 

1)みことば;「主はモーセに告げて仰せられた。 『わたしはイスラエル人のつぶやきを聞いた。彼らに告げて言え。あなたがたは夕暮れには肉を食べ、朝 にはパンで満ち足りるであろう。あなたがたはわたしがあなたがたの神、主 であることを知るようになる。』」(出エジプト記 16:11~12)

2)聖霊;「そこでパロは家臣たちに言った。『神の霊の宿っているこのような人 を、ほかに見つけることができようか。』パロはヨセフに言った。「神がこれら すべてのことをあなたに知らされたのであれば、あなたのように、さとくて知 恵のある者はほかにいない。」(創世41:38~39)

3)イエス・キリスト;「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことば は神であった。この方は、初めに神とともにおられた。」(ヨハネ 1:1~2)

「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見 た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとま ことに満ちておられた。」(ヨハネの福音書 1:14)

5.今も、神様は私たちにみことばと聖霊、そしてイエス・キリストとして現れま す。

1)みことば;「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たまし いと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはか りごとを判別することができます。」

(へブル 4:12)

2)聖霊;「しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなた がたにとって益なのです。それは、もしわたしが去って行かなければ、助け 主があなたがたのところに来ないからです。しかし、もし行けば、わたしは助 け主をあなたがたのところに遣わします。」

(ヨハネの福音書 16:7)

3)イエス・キリスト;「また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを 守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あ なたがたとともにいます。」

(マタイの福音書 28:20)

聖霊なる神様は時代を超えて、今も父なる神様と同じ属性を持って神様の 方法でノンクリスチャンの霊魂の救いの働きやクリスチャンの信仰の助けと 導きの働きをしております。聖霊様はいつも私たちの側で弱い時に強めてく ださり、危険から守り、悲しい時に慰めてくださり、病の時に癒しの恵みを与 えてくださいます。

【適用】旧約時代と新約時代、そして今も私たちに現れ、助けてくださる聖霊に 感謝の賛美を捧げましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 268 2021.8.19(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書14:16 題;「聖霊の約束1」 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられる ためにです。」

■聖霊の約束

I助け主聖霊は誰ですか。 1.聖霊の人格性

聖霊は自らすべてのことを知り、考え、また意志をもって行動し、治癒の働き

をします。聖霊は救われた聖徒のために語り、導いてくださる人格です。

1) 聖霊は知性をもっています。

「いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知って いるでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれ も知りません。」(コリント人への手紙 2:11)

2) 聖霊は感性をもっています。 「兄弟たち。私たちの主イエス・キリストによって、また、御霊の愛によって切 にお願いします。私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください。」 (ローマ人への手紙 15:30)

3) 聖霊は意志をもっています。 「いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知って いるでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれ も知りません。」(コリント人への手紙 2:11)

2.聖霊の神聖 聖霊は三位一体の神であり、父なる神と御子イエス・キリストと共に唯一の神で す。

3.聖霊の名前;助け主(ギリシャ語=パラクレトス)、側におられる方、弁護して くださる方

「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、 あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべて のことを思い起こさせてくださいます。」(ヨハネの福音書 14:26) 「わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来る とき、その御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネの福音書 15:26)

【適用】いつも私の側で私を助け、導いてくださる聖霊を信頼し、聖霊の働きに 感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 267 2021.8.18(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國 聖書;マタイの福音書 13:24~30「挑戦を受ける天国の民3」

「イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。天の御国は、こういう人 にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。ところが、 人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。麦が芽 ばえ、やがて実ったとき、毒麦も現れた。それで、その家の主人のしもべたちが 来て言った。

『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして毒麦が出 たのでしょう。』主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべたちは言 った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』だが、主人は言った。 『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもしれない。だ から、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、 私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、 集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」

畑の良い麦は主人が収穫の刈り取りをするまではいつも悪い麦種から挑戦 を受けます。しかし、主人は収穫の時、毒麦を集め、焼くために束にしますが、 良い麦は集めてご自分の倉に納めます。

イエス様はこの例えは天国のことだと言われました。畑はこの世界のこと、 良い種は御国の子どもたち、毒麦は悪い者の子どもたち、良い種を蒔く者はイ エス・キリスト、毒麦を蒔いた敵は悪魔、良い麦畑にサタンが毒麦を蒔いて行く、 と言われました。毒麦がいつも良い麦を攻撃するように、サタンは毎日私たち を攻撃してきます。すなわち、サタンはクリスチャンの心に毒麦の種を蒔き、ま た、ノンクリスチャンの家族や友人、会社の同僚、地域の人々を通して攻撃し てきます。また、突然の失敗、経済的な困難、予想もしなかった病、事故などを 通してサタンから挑戦を受けます。サタンはこれらの武器を通して、神様に対 する私たちの信頼を奪います。イエス様に対する信仰から遠ざけてしまいます。 私を救ってくださったイエス様の愛を忘れさせます。それだけでなく、試練と苦 しみの中で挫折したり、不安と絶望の中で陥る時があります。

しかし、神様は神の民がこの世の文化、宗教、思想、人々から挑戦を受ける 時、私たちから少しも離れず、眠ることもなく、休まず、ずっと守ってくださいま す。神の民は未信者と戦って勝つことができません。なぜなら、サタンは彼らに 毒麦の種を蒔いているからです。彼らは狡猾で、無デポで、良心が麻痺され、 平気で不正を行います。しかし、私たちは神を恐れて、良心的に生活をします。

神様は私たちが一方的にノンクリスチャンから挑戦を受け、傷を受けても、 悪者の中にそのまま放置して置きます。神様は私たちの傷を癒し、慰めてくだ さり、私たちの代わりに戦ってくださり、天国の民を守ってくださいます。いくらサ タンやこの世の人々から攻撃を受けても、彼らは私たちのうちにある天国を奪 うことはできません。ですから、私たちはどんな攻撃をうけても、試練や苦しみ の中にあっても、私たちのうちにある天国は失われることはありません。なぜな ら、神様がこの世で私たちを天国の民として育ってくださり、イエス様が再び来 られる時は、必ず、私たちを天国に迎え入れる、と約束されたからです。

【適用】 私たちがこの世で生きて間、天国の民として生きるように守ってくださ る神様に感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 266 2021.8.17(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書 13:24~30「挑戦を受ける天国の民2」 「イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。天の御国は、こういう人 にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。ところが、 人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。麦が芽 ばえ、やがて実ったとき、毒麦も現れた。それで、その家の主人のしもべたちが 来て言った。『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして 毒麦が出たのでしょう。』主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべ たちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』だが、主人 は言った。『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもし れない。だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期に なったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦 のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」

28 節でしもべたちは主人が蒔いてなかった毒麦を抜き集めましょうか、と提案 した時、29 節で「主人は『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、良い麦も一緒に 抜き取るかもしれない。だから、収穫まで両方とも育つままにしておきなさい』」 と言われました。イエス様は毒麦が良い麦の成長を妨害することを知っていま す。

ここで私たちは主人(イエス・キリスト)が蒔いた良い麦種を収穫の刈り取り まで神様が毒麦の中でとんな方法で育っておられるのか、をわかるようになり ます。

まず、良い麦を保存する最大の方法は、毒麦をそのまま放置して置きます。 神様の目には畑に毒麦がたくさんあって、良い麦が毒麦に挑戦を受け、栄養 分を奪われ、太陽に光の当たりが妨害されても良い麦には何の問題になりま せん。なぜなら、神ご自分が責任をもって育ってくださいますから。

次に、良い麦はただの麦ではなく、最高の一等商品として刈り取ることができ ます。神様は最高の良い麦種を蒔いて、毒麦の妨害があっても神様は一等商 品になるように守り、育ちます。

最後に、神様は良い麦が良く育つように温かい太陽の日差しの温度を調節し てくださいます。朝には小雨を降らせます。柔らかい風を与え、健康で美味しく て品質の良い実を実らせます。洪水の時は、水が流れるように川を作ります。 虫がついた時はご自分の手で麦一つ一つについてる虫を見つけ出し、取ってく ださいます。飢饉の時は遠い所から水路を引っ張って良い麦に水を提供します。 良い麦が毒麦から栄養分を奪われても、神様はもっとたくさんの栄養分を与え ます。そして、毒麦から挑戦を受ける良い麦の代わりに神ご自身が直接拘って、 良い麦を守り、育ち、勝利を与えます。

【適用】 私たちが毒麦と一緒に生活しても必ず良い麦を見守り、成長をさせて くださる神様を賛美しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 265 2021.8.16(月)

清水聖書教会 牧師 韓在國 聖書;マタイの福音書 13:24~30「挑戦を受ける天国の民1」

「イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。天の御国は、こういう人 にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。ところが、 人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。麦が芽 ばえ、やがて実ったとき、毒麦も現れた。それで、その家の主人のしもべたちが 来て言った。『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして 毒麦が出たのでしょう。』主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべ たちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』だが、主人 は言った。『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもし れない。だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期に なったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦 のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」

今日の本文は、主人は畑に良い種を蒔きましたが、後に、しもべたちが見る と毒麦が出てきました。主人は毒麦の種を蒔いた覚えがありません。では、誰 がこの毒麦の種を蒔いたでしょうか。25 節でイエス様は毒麦を蒔いた者の正体 について示しています。「人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦 を蒔いて行った」と言われました。敵は悪魔(サタン)です。サタンは良い麦畑に 意図的に毒麦を蒔いて行きました。

良い麦に毒麦が一緒に育つと大きな問題が生じます。

まず、私たちの目に見えない地の中で良い麦の根と悪い麦の根が絡み合っ ています。ですから、毒麦を抜くと良い麦も一緒に抜き取れてしまいます。

次に、畑には毒麦がもっと多く見えて、毒麦をそのまま放置いて置くと良い麦 の栄養分を全部奪い取ってしまいます。これ以上放置しておくと良い麦が栄養 失調で実が実らない危険性が発生します。

イエス様はこの麦畑の話を「天の御国の」例えとして語っております。36 節以 下では弟子たちに例えの話を解釈してくださいます。「畑はこの世のこと、良い 種は御国の子どもたち、毒麦は悪い者の子どもたち、良い種を蒔く者はイエ ス・キリスト、毒麦を蒔いた敵は悪魔、収穫は世の終わり、刈り手は御使いたち」 です。

すなわち、麦畑で良い麦が毒麦から攻撃を受けて試練と苦難を受けるのと 同じく、天国の民はこの世で様々文化、宗教、制度、人々から挑戦を受けなが ら信仰生活をしなければならない、という事実を語っております。イエス様はマ タイの福音書 11 章 12 節でもこのように言われました。「天の御国は激しく攻め られています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。」と。

イエス様は天国の民を守る方法は、この世での経済的な混乱、家族や人間 社会の中での信仰の葛藤、様々な病から挑戦を受けながら信仰生活をしてい るご自分の民を必ず守ってくださり、天国まで導いてくださる、と約束されます。

【適用】 私は天国の民です。神様が必ず、私を見守ってくださるのを信じ、感 謝の賛美を捧げましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 264 2021.8.14(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活8」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」

■救われた聖徒の豊かな生活 III救われた聖徒の豊かな生活 3.霊的な成長の手段

3)聖徒たちと交わりの生活 (1)クリスチャンが成長するために必要なものは何でしょうか。 1互いに愛を現わすこと 「また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありません か。ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励ま し合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありません か。」(ヘブル人への手紙 10:24~25)

2 神のみことばを実践すること 「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをし ていた。・・・・そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと 真心をもって食事をともにし、・・・・」(使徒の働き 2:42~47)

3 交わりを保つこと 「私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも 私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御 子イエス・キリストとの交わりです。」(第一ヨハネ 1:3)

4)イエス・キリストを証しする生活 「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。・・・」 (マタイ 28:19)「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは 力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果て にまで、わたしの証人となります。」(使徒の働き 1:8)

キリストの体である教会の成長は、共同体の群れである聖徒たちの真の礼 拝、絶えず祈り、喜びに満ちた奉仕、互いの愛、神のみことばに従う生活、キリ ストを証しすることから生じます。

【適用】私の霊的な成長や教会の共同体の成長のために神様が求める聖徒の 信仰の豊かな生活を行うようにしましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 263 2021.8.13(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活7」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」

■救われた聖徒の豊かな生活 III救われた聖徒の豊かな生活 3.霊的な成長の手段

2) 神様に祈りを捧げる生活 神様はテサロニケ教会の聖徒たちに「絶えず祈りなさい」(テサロニケ人への 手紙第一 5:17)、と言われました。祈りは霊魂の呼吸であり、神様とのコミュニ ケーションの手段です。私たちは祈りのパイプを通してこの地上から天国の恵 みを頂くことができます。神様はいつも私たちの祈りに耳を傾いてくださり、祈り の聖徒を愛し、応えを与えるお方です。私たちが生きておられる神様を経験す るのは祈りを通して神様から応えを得られることです。

(2)どのようにお祈りするべきでしょうか。 1 神のみことばの中で生活しなさい。

「あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるな ら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがた のためにそれがかなえられます。」(ヨハネの福音書 15:7)

2 イエス・キリストの御名によって求めなさい。 「あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそ れをしましょう。」(ヨハネ 14:14)「あなたがたは今まで、何もわたしの名によ って求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それは あなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。」(ヨハネ 16:24)

3 信仰をもって求めなさい 「あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。」(マタイ 21:22)「何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞 いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です。 私たちの 願う事を神が聞いてくださると知れば、神に願ったその事は、すでにかなえ られたと知るのです。」(第一ヨハネ 5:14~15)「こう言われました。『わたし は必ずあなたを祝福し、あなたを大いにふやす。』こうして、アブラハムは、 忍耐の末に、約束のものを得ました。」(ヘブル 6:14~15)

神様が私たちに求められるお祈りは、特定の時間や場所に限れないで、 日々の仕事や生活の中で心の内から神様を求め、神様と親しい会話をするこ とです。詩篇記者は「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まど ろむこともない。」(詩篇 121:3)、と言われました。私たちの祈りに耳を傾いてく ださる神様はまどろむことなく、いつも私たちの願いに応えてくだいます。

【適用】私たちの祈りを待っておられる神様にどんなものでも願い、求め、応え を頂きましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 262 2021.8.12(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活6」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」

■救われた聖徒の豊かな生活 III救われた聖徒の豊かな生活 3.霊的な成長の手段

2) 神様に祈りを捧げる生活

(1)祈りの内容

1 賛美(歴代誌 29:10~11、エペソ人への手紙 5:19)

「詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、ま

た賛美しなさい。」(エペソ損への手紙 5:19) 2 感謝(エペソ人への手紙 5:20、詩篇 100:4)

「いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって

父なる神に感謝しなさい。」(エペソ人への手紙 5:20) 3 告白(ヨハネの手紙第一 1:9、詩篇 32:5)

「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、 その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(ヨハネの 手紙第一 1:9)

4 執り成しの祈り(エペソ人への手紙 6:18、ヤコブの手紙 5:16、テモテへの手 紙第一 2:2) 「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そ のためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを 尽くし、また祈りなさい。」(エペソ人への手紙 6:18)

5願い(マタの福音書7:7~8、ヨハネの福音書15:7。詩篇62:8 第一テサロニ ケ 5:17)

「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかりま す。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、 捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。」(マタイの福音書 7:7~8)

神様は私たちの特定の時間だけではなく、すべての生活が祈りになるように 求めております。

【適用】神様の御前で、いつでも、どこでも私の居場所で祈りを捧げる生活を行 いましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 261 2021.8.11(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書 25:1~13「花婿を出迎える準備3」 「・・・・・愚かな娘たちは、ともしびは持っていたが、油を用意しておかなかった。 賢い娘たちは、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた。 花婿が来るのが遅れたので、みな、うとうとして眠り始めた。ところが、夜中に なって、『そら、花婿だ。迎えに出よ』と叫ぶ声がした。娘たちは、みな起きて、 自分のともしびを整えた。ところが愚かな娘たちは、賢い娘たちに言った。『油 を少し私たちに分けてください。私たちのともしびは消えそうです。』しかし、賢 い娘たちは答えて言った。『いいえ、あなたがたに分けてあげるにはとうてい足 りません。それよりも店に行って、自分のをお買いなさい。』そこで、買いに行く と、その間に花婿が来た。用意のできていた娘たちは、彼といっしょに婚礼の 祝宴に行き、戸がしめられた。・・・・・だから、目をさましていなさい。あなたがた は、その日、その時を知らないからです。」

この婚礼の例え話は、イエス様が 2000 年前の弟子たちや今日の私たちに 語る内容です。今、私たちは毎日花婿イエス様を出迎える準備をしている花嫁 です。

I私はどんな姿で花婿イエス・キリストを出迎える準備をしていますか。 この賢い五人の娘たちはいつ花婿が来ても出迎えることができるように徹底的 に準備をしていたのです。 IIイエス様は「まさかの安易な考え」を捨てなさい、と言われます。 1.眠っている者は目覚めましょう。未だに、信仰の居眠りをしている人がいます か。今、目覚めましょう。 2.私に無くなっている油は何か、を見つかりましょう。信仰の生活と日常生活の 中で穴が開いている所はどこですか。すぐ、信仰の穴の修理をしましょう。信仰 の油が無くならないように改めて点検しましょう。 3.花嫁として花婿の基準に相応しい生活をしましょう。愚かな五人の娘のように、 私の基準と方法で生きるのではなく、花婿が求める基準に基づいて花婿が来 る時、一番聖なる姿で花婿を迎える準備をしましょう。 イエス様は常に私たちの所に来ております。聖書では「・・・主の日が夜中の盗 人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。 人々が『平和だ。安全だ』と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼ら に襲いかかります。・・・」(テサロニケ人への手紙 5:1~3)と、言われました。

私たちが花婿イエス・キリストを出迎える準備をするべき油は何ですか。油 が無くならないで、ともしびが消えないように補修するべき信仰の穴は何です か。真心から礼拝を捧げること、祈りと聖書を読むこと、奉仕をすること、献金 すること、宣教すること、神を愛し隣人を自分のように愛することなどです。イエ ス様がいつ来ても私たちの信仰の油の灯火で花婿イエス様を出迎える準備を し、イエス様と一緒に天国の婚礼式の祝宴に入りましょう。

【適用】 花婿イエス様から充実な花嫁だと賞賛を受け、イエス様と一緒に祝宴 の喜びを満喫しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 260 2021.8.10(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書 25:1~13「花婿を出迎える準備2」 「・・・・・愚かな娘たちは、ともしびは持っていたが、油を用意しておかなかった。 賢い娘たちは、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた。 花婿が来るのが遅れたので、みな、うとうとして眠り始めた。ところが、夜中に なって、『そら、花婿だ。迎えに出よ』と叫ぶ声がした。娘たちは、みな起きて、 自分のともしびを整えた。ところが愚かな娘たちは、賢い娘たちに言った。『油 を少し私たちに分けてください。私たちのともしびは消えそうです。』しかし、賢 い娘たちは答えて言った。『いいえ、あなたがたに分けてあげるにはとうてい足 りません。それよりも店に行って、自分のをお買いなさい。』そこで、買いに行く と、その間に花婿が来た。用意のできていた娘たちは、彼といっしょに婚礼の 祝宴に行き、戸がしめられた。・・・・・だから、目をさましていなさい。あなたがた は、その日、その時を知らないからです。」

なぜ、愚かな五人の娘は花婿と一緒に天国の婚礼の祝宴に入れなかったでし ょうか。

まず、うとうとして眠り始めました。

5 節で「花婿が来るのが遅かったので、みな、うとうとして眠り始めた」その居眠 りの中でも、賢い 5 人の娘は灯火に必要な油を点検して置きましたが、愚かな 五人の娘は「まさか、こんな時間には来ないでしょう」と安易な考えで、油の点 検もせず、居眠りを続けた結果、油が足りなくて、花婿を出迎えることができま せんでした。

次に、自分の油がなくなったことに気づきませんでした。 愚かな五人の娘たちは、自分の現状の状態を確認もせず、「まだは、大丈夫で しょう。」「まさか、用意してきた油がもう無くなるはずがないでしょう」と安易な考 えを持っていました。彼女たちは何の問題意識も持たず、灯火に一番必要な油 を点検してなかった結果、天国への祝宴に入る機会を失ってしまいました。 最後に、少し借りてその危機を逃れようとしました。

6 節を読みましょう。「ところが、夜中になって、『そら、花婿だ。迎えに出よ』と叫 ぶ声がした。賢い五人の娘たちは灯火に用意した油を入れて、花婿を迎えに 出る準備をしていました。しかし、8 節で「ところが愚かな娘たちは、賢い娘たち に言った。『油を少し私たちに分けてください。私たちのともしびは消えそうで す。』」と、愚かな五人の娘たちは油を少し借りて、ともしびの火が消えないよう にその時の危機を逃れようとしました。

結局、花婿が婚礼の祝宴に入った瞬間、戸は閉められ、愚かな五人の娘た ちは祝宴に入ることができませんでした。

イエス・キリストは毎日私たちを天国の婚礼の祝宴に迎え入れるために近づい て来られます。今日も『そら、花婿だ。迎えに出よ』と、叫ぶ声が聞こえます。花 婿を出迎える準備を整えましょう。

【適用】 花婿を出迎える花嫁として毎日自分の信仰、聖さ、愛の点検をしてお きましょう。

   【お祈り】

五分バイブルロードマップ 259 2021.8.9(月)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書 25:1~13「花婿を出迎える準備1」 「そこで、天の御国は、たとえて言えば、それぞれがともしびを持って、花婿を 出迎える十人の娘のようです。そのうち五人は愚かで、五人は賢かった。愚か な娘たちは、ともしびは持っていたが、油を用意しておかなかった。賢い娘たち は、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた。花婿が来る のが遅れたので、みな、うとうとして眠り始めた。ところが、夜中になって、『そら、 花婿だ。迎えに出よ』と叫ぶ声がした。娘たちは、みな起きて、自分のともしび を整えた。ところが愚かな娘たちは、賢い娘たちに言った。『油を少し私たちに 分けてください。私たちのともしびは消えそうです。』しかし、賢い娘たちは答え て言った。『いいえ、あなたがたに分けてあげるにはとうてい足りません。それ よりも店に行って、自分のをお買いなさい。』そこで、買いに行くと、その間に花 婿が来た。用意のできていた娘たちは、彼といっしょに婚礼の祝宴に行き、戸 がしめられた。そのあとで、ほかの娘たちも来て。『ご主人さま、ご主人さま。あ けてください』と言った。しかし、彼は答えて、『確かなところ、私はあなたがたを 知りません』と言った。だから、目をさましていなさい。あなたがたは、その日、 その時を知らないからです。」

今日の本文は結婚式に対するストーリです。10 人の娘が登場します。イエス 様は五人の娘たちは賢い人で、他の五人は愚かな娘たちだ、と言われました。 この例えの話は、イエス様が弟子たちに語っていることに注目したいと思いま す。10 人の娘は最初一緒にいましたが、問題は、花婿が 10 人の娘たちを迎え に来た時、賢い五人の花嫁は花婿イエス様と一緒に婚礼の祝宴に入りました が、愚かな五人の花嫁は婚礼式に入ることができなかったことです。ずっと花 婿を待っていたにも拘わらず、なぜ、愚かな五人の娘たちは婚礼の祝宴に入 れませんでしたか。彼女たちは準備したともしびの油が足りなくて、油を買いに 行った間に、婚礼式の門が閉められたからです。この愚かな五人の娘たちは 花婿イエス様を迎えるチャンスを永遠に失われてしまったのです。

なぜ、こんな結果になったでしょうか。確かな理由があります。愚かな五人の 娘たちは「まさか」という安易な考えを持っていました。「まさか、今晩は来ない だろう。」「このぐらいなら大丈夫でしょう。」「今ではなくて、もうちょっと後にして も大丈夫でしょう。」「何か、問題が生じるなら、その時になって解決しても遅くな いでしょう。」このような安易な考えをもって、花婿を出迎える準備のためにとも しびの油を十分に用意してなかった結果、愚かな五人の娘たちの一生の悲劇 となりました。

神様は私たちにいつでも花婿イエス・キリストを出迎える準備をするように勧 めています。しかし、私たちは「まさか」イエス様は私の状況を分からないはず がないでしょう。今、私に勧めるのではないでしょう。今は忙しいので、もっと時 間がある時、もっと経済的に余裕がある時、もっと健康な時にイエス様を出迎 える準備をしても遅くはないだろう、と思う時があるのではないでしょうか。その 時は、もうチャンスを失ってしまいます。

【適用】 愚かな 5 人の娘たちのようではなく、賢い五人の娘たちのように毎日 花婿イエス・キリストを出迎える信仰の準備をしておきましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 258 2021.8.7(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活4」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。「」

■救われた聖徒の豊かな生活

III救われた聖徒の豊かな生活

2.霊的な成長の重要性 神様はクリスチャンが救われたことに止まるのではなく、信仰の成長のために あらゆる方法を通して成長を助けてくださいます。その理由は、キリストの体で ある教会の信仰共同体のためです。

「それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げる ためであり、」(エペソ 4:12) 「あなたがたは、このように主キリスト・イエスを受け入れたのですから、彼にあ って歩みなさい。キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり 信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」

(コロサイ人への手紙 2:6、7)

3.霊的な成長の手段 1)創造主なる神様に礼拝をささげる生活(ヨハネの福音書 4:23~25) 「神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなり ません。」(ヨハネ 4:24) (1)みことの生活は霊魂の糧です。「あなたのみことばは、私の上あごに、なん と甘いことでしょう。蜜よりも私の口に甘いのです。」(詩篇 119:103)

(2)クリスチャンが慕い求めるべきことは何ですか。「生まれたばかりの乳飲み 子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救 いを得るためです。」(ペテロの手紙第一 2:2) (3)礼拝の祝福「わたしのために土の祭壇を造り、その上で、羊と牛をあなたの 全焼のいけにえとし、和解のいけにえとしてささげなければならない。わたしの 名を覚えさせるすべての所で、わたしはあなたに臨み、あなたを祝福しよう。」 (出エジプト記 20:24)

赤ちゃんが生まれると成長していくように、神様は新しく生まれた私たちが霊 的な信仰の成長をするのを願っております。天国に辿り着くまで神様に信仰の 成長の助けを求めながら生活を営みましょう。

【適用】神様が私を育ってくださることに感謝をささげましょう。 【お祈り】

五分バイブルロードマップ 257 2021.8.6(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活4」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」

■救われた聖徒の豊かな生活

II聖徒の救いは完全です。

2.救われた者が罪を犯すとどうなりますか。 神様が一番心を痛めておられるのはクリスチャンが神のみことばに不従順し、 罪を犯している時です。その時、私たちが罪を悔い改め、神様の心を喜ばせる のがとても大事です。神様は私たちが罪の結果、神様との関係が壊されるのを 望んでおりません。

2)聖徒が罪を犯すと神様との交わりに影響を及びます。 「もしも私の心にいだく不義があるなら、主は聞き入れてくださらない。」(詩篇 66:18) 「そして、あなたがたに向かって子どもに対するように語られたこの勧めを忘れ ています。『わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。主に責められて弱 り果ててはならない。主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子 に、むちを加えられるからである。』」(ヘブル人への手紙 12:5、6)

III救われた聖徒の豊かな生活 1.イエス様が私たちのうちに来られた理由について言われました。 「・・・・・・・わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためで す。」(ヨハネの福音書 10:10) まず、イエス様は失われた魂を探し見つけ、救いに導き、永遠のいのちを与え ることです。また、永遠のいのちだけを与えるのではなく、クリスチャンがこの地 上の生活だけに満足するのではなく、天の御国の平安、喜び、感謝の生活を 味わいながら豊かな生活を生きるように導き、恵みをあたえるために来られま した。イエス様はこの地上でも天国の生活をするように私たちのうちに聖霊の 宮を作り、宮の中におられ、私たちの苦しみや悲しみから慰めを与え、恐れと 弱い時、天の御国の力を与え、大胆に生き、勝利に導いてくださるお方です

【適用】 私たちを救いに導き、永遠のいのちを与えてくださった神様に感謝し、 毎日、喜びに満ち溢れ、天の御国の生活をしつつ、主の御名を賛美しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 256 2021.8.5(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活3」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。

■救われた聖徒の豊かな生活 イエス様を私の救い主に迎え入れる瞬間、聖徒は身分と生活に大きな変化を 経験することができます。

II聖徒の救いは完全です。

1.神様から一度得られた聖徒の救いは失われることがありません。 イエスを信じ救われ、永遠のいのちを頂いた聖徒は、神の子どもとなり、キリス トの花嫁となり、国籍は天国にあります。ですからこの世もサタンも誰でも聖徒 を神様から奪い去るころはできません。 「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、ま た、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼 らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御 手から彼らを奪い去ることはできません。」(ヨハネ 10:28、29)「高さも、深さも、 そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私 たちを引き離すことはできません。」(ローマ 8:39)「金銭を愛する生活をしては いけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるので す。『わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。』」(ヘブル人へ の手紙 13:5)

2.救われた者が罪を犯すとどうなりますか。 1)クリスチャンの身分(神様との関係)は決して変わりません。 「こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決して ありません。なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死 の原理から、あなたを解放したからです。肉によって無力になったため、律法に はできなくなっていることを、神はしてくださいました。神はご自分の御子を、罪 のために、罪深い肉と同じような形でお遣わしになり、肉において罪を処罰され たのです。」(ローマ人への手紙 8:1~3)「このみこころに従って、イエス・キリス トのからだが、ただ一度だけささげられたことにより、私たちは聖なるものとされ ているのです。」(ヘブル人への手紙 10:10)「キリストは聖なるものとされる人々 を、一つのささげ物によって、永遠に全うされたのです。」(ヘブル人への手紙 10:14)

イエス様はご自分のいのちの対価を払って私たちを救ってくださいました。イエ ス様は絶対私たちを手放しません。私たちもイエス様の手を握り締めて、イエ ス様から離れない信仰の歩みを続けましょう。

【適用】私を罪から救い、永遠の命を与えるために十字架の上で死に、三日目 に死人のうちより甦られたキリストの愛に感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 255 2021.8.4(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書4:12~17 題;「天国の始まり3」 「ヨハネが捕らえられたと聞いてイエスは、ガリラヤへ立ちのかれた。そしてナ ザレを去って、カペナウムに来て住まわれた。ゼブルンとナフタリとの境にある、 湖のほとりの町である。これは、預言者イザヤを通して言われた事が、成就す るためであった。すなわち、『ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨル ダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は偉大な光 を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。』この時から、イエ スは宣教を開始して、言われた。『悔い改めなさい。天の御国が近づいたか ら。』」

天国は心を打ち砕いて、罪を悔い改めることからスタートします。イエス様は 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と言われました。イエス様が伝え る天国はイエス様ご自身です。天国が近づいた、というのはもうイエス様が来 られた、という意味です。イエス様はこれから天国が近づくのではなく、もう天国 はエルサレム、ゼブルン、ナフタリ、ガリラヤの地に来られた、という明確に語っ ております。

たくさんのクリスチャンたちは自分が必ず天国に行く、という確信を持たず信 仰生活をしているのを見ます。天国に行ける確信がありますか、と質問すると、 本当に天国に行けるかしら?と疑いをもっているクリスチャンがいます。なぜ、 このように何十年信仰生活をしたにも拘らず、天国への望みが弱いですか。み んな自分の行いと倫理道徳的な基準で考えるからです。すなわち、この世でイ エス・キリストのために、奉仕、伝道、救済活動などをあまりしてなかった、と思 うからです。私たちの言動を通して神様が定められた言動の基準に満たし、辿 り着くことができますか。被造物は誰も神様が定めた基準に到達することはで きません。しかし、祭司長、パリサイ人、サドカイ人、ユダヤ人の指導者たちは 自分たちの行い、力、言動、義によって天国に入ると思っていました。

イエス様は「悔い改めなさい」と言われました。では、私たちは何を悔い改め るべきでしょうか。私たちの側にいるイエス様が私たちに求める「悔い改めの祈 り」とは何でしょうか。それは、私たちがイエス様のために何かをしたか、してな かったかの問題ではありません。

私がクリスチャンとしてイエス様とどんな人格的関係をもたらしてきたのか、 ということです。今までイエス様を最優先に愛さなかったこと、主の道に立つこ とができなかったこと、イエス様との関係を壊したこと、深い信頼感を持ったな かったこと、どんな時でも100%頼らなかったこと、イエス様について行かなかっ たことです。

これらの悔い改めはイエス様の前で口先ではなく、心を打ち砕く祈りです。神 様は聖書の中で「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者 を救われる。」(詩篇34:18)と約束されました。私たちの天国の始まりは、心を 打ち砕いて、謙って、悔い改めることからスタートします。

【適用】 今、私と共におられるイエス・キリストの手を握り締めて天国の道の歩 みを始めましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 254 2021.8.3(火)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書4:12~17 題;「天国の始まり2」 「ヨハネが捕らえられたと聞いてイエスは、ガリラヤへ立ちのかれた。そしてナ ザレを去って、カペナウムに来て住まわれた。ゼブルンとナフタリとの境にある、 湖のほとりの町である。これは、預言者イザヤを通して言われた事が、成就す るためであった。すなわち、『ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨル ダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は偉大な光 を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。』この時から、イエ スは宣教を開始して、言われた。『悔い改めなさい。天の御国が近づいたか ら。』」

イエス・キリストはエルサレムから立ち退かれてゼブルンとナフタリ、ガリラヤ に行かれました。それは、ユダヤ人指導者たちが自分の義、信仰の功労にだ け関心をもち、イエス様には関心を持ってなかったです。すなわち、霊的な盲 人となった。天国であるイエス・キリストを排斥したのです。異邦の地に行かれ たイエス様は「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と福音宣教をはじ めました。「天の御国が近づいた」というのは、天国であるイエス・キリストがも う来られたという意味です。

ここで注目したいのはイエス様は「悔い改めなさい」と強調しています。ユダ ヤ人たちにとって天国には誰が入りますか。罪がない者、律法を守る者、正し い聖なる者、施しをたくさんした者です。しかし、イエスは「正しい者」ではなく 「悔い改めなさい」と語り、「悔い改める者、罪がある者、汚れて誰の前にも出る ことができない者、放蕩の息子、ザアカイ、サマリアの女、中風の患者など」イ エスと出会い、イエス・キリストを信じる者が天国に入る、と言われています。

では、どうやって天国の歩みをはじめ、天国に入ることができるでしょうか。 イエスを救い主と信じること。私は罪人だと告白すること。私の義や正しい行い、 功労は神様の御前で何でもないと告白すること。ただ、私ができることは悔い 改めることしかないと思うことです。

私たちの天国の始まりは人間の義ではなく、イエス・キリストが与える義によ って開始します。イエス様がご自分の義を与え、天国に導く者は誰なのか。私 は罪深い者です、と心の打ち砕いて悔い改める者です。マタイ5章3、4節「心の 貧しい者は幸いです。天の御国はその人ものだから。悲しむ者は幸いです。そ お人たちは慰められるから。」イエス様は心を砕き、へりくだり、悔い改める者 には天の御国のドアを開けてくださいますが、自分の義で生きる者には天の御 国のドアを閉ざします。

【適用】 神様は毎日天国のはじまりと天国の門を用意してくださってそこに私 が入るのを待っております。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 253 2021.8.2(月)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マタイの福音書4:12~17 題;「天国の始まり1」

「4:12 ヨハネが捕らえられたと聞いてイエスは、ガリラヤへ立ちのかれた。そし てナザレを去って、カペナウムに来て住まわれた。ゼブルンとナフタリとの境に ある、湖のほとりの町である。これは、預言者イザヤを通して言われた事が、 成就するためであった。すなわち、『ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう 道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は 偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。』この時 から、イエスは宣教を開始して、言われた。『悔い改めなさい。天の御国が近づ いたから。』」

今日の本文はバプテスマのヨハネが捕えられたことを聞いたイエス様がエル サレムを去って異邦の地方に行かれて、「悔い改めなさい。天の御国が近づい たから」と語って、宣教の開始を始まりました。 なぜ、イエス様はイスラエルの首都であるエルサレムで天国の福音を宣べ伝 えず、そこから去って異邦の地に行きましたか。エルサレムで福音宣教を放棄 した理由は何ですか。異邦の地で「・・・天の御国が近づいたから」と伝えるイエ ス様の目的は何ですか。

その当時、エルサレムの祭司長、パリサイ人、サドカイ人、イスラエルの民の 指導者たちは、荒野でイエス・キリストの道を備え、ヨルダン川でバプテスマを 授けるバプテスマのヨハネを捕えました。彼らがヨハネを捕えた利理由は彼が 「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ』と荒野で叫ん でいる者の声です。」(ヨハネの福音書1:23)、また29節では、「その翌日、ヨハ ネは自分のほうにイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く 神の小羊。」と語り、キリストがメシヤであることを伝えたからです。

なぜ、彼らは神様から選ばれた民族なのに、700年前のイザヤの預言のよう にイエス様が実際、ユダの地に来たにも拘らず、信じず、福音を排斥したでしょ うか。

ユダ人の指導者たちは自分たちは神様から選ばれた民族であり、イエス・キ リストを信じなくても救いが与えられ、天国に入る、と思っていました。反面、イ スラエルの民族以外の異邦人たちはみんな神様から見捨てられ、罪人であり、 救いの道がない、と傲慢な選民意識と間違った信仰をもっている人々でした。

また、自分たちは罪人ではないので、悔い改める必要がない。律法の規律 を守り、正しい行いによって天国にいける、と思っていました。ですから、救い 主イエス・キリストが近くに来られたにも拘らず、イエス様をメシヤとして迎え入 れませんでした。

創造主なる唯一の神様はイスラエルの民族だけの神様ではありません。神 様は天国として来られたイエス・キリストを救い主として迎え入れ、信じる者は 誰でも救いに導いてくださいます。天国の始まりは、イスラエルの民族からでは なく、罪を悔い改め、イエス様を信じる聖徒から始まります。

【適用】 イエス・キリストは私たちに天国の道を開き、天国を始まる恵みを与え てくださいます。毎日イエス様と共に天国の始まりを歩み、救いの感激の賛美 を歌いましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 252 2021.7.31(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活2」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。「」

■救われた聖徒の豊かな生活 イエス・キリスト私の救い主に迎え入れる瞬間、聖徒は身分と生活に大きな変 化を経験することができます。

I身分が完全に変わりました。

6.父なる神様の品性に似てます。 子どもは成長の中、外貌や性格などは必ず父母に似てます。それは父母の DNA の遺伝子を持っているからです。このようにクリスチャンになると父なる神 様の似姿や品性に似ていきます。「神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわ れのかたちとして、われわれに似せて。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のす べてのもの、地をはうすべてのものを支配するように。」神は人をご自身のかた ちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造され た。」(創世記 1:26、27)「その栄光と徳によって、尊い、すばらしい約束が私た ちに与えられました。それは、あなたがたが、その約束のゆえに、世にある欲 のもたらす滅びを免れ、神のご性質にあずかる者となるためです。」(ペテロの 手紙第二 1:4)

7.聖霊に導かれます。 クリスチャンになる前は自分の価値観、考え、努力、力によって生きてきました が、クリスチャンになってからは聖霊がその人のすべての人生を導いてください ます。聖徒は自分の人生すべてを聖霊に委ねることができます。「しかし、助け 主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたに すべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起 こさせてくださいます。」(ヨハネの福音書 14:26)

8.天国に国籍があります。 クリスチャンはこの世の国籍は一時的ですが、永遠生きる天国の国籍が与えら れます。「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリスト が救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。」(ピリピ 3:20) 「だがしかし、悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりま せん。ただあなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」(ルカ の福音書 10:20)

【適用】 神様はクリスチャンに天国の国籍を与えてくださいました。日々の生 活の中で天国への希望を抱いて、聖霊の導きにより、いつも愛と喜び、感謝に 満ち溢れる生活を行いましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 251 2021.7.30(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マルコの福音書1:1~5 題;「天国を準備する者3」 「神の子イエス・キリストの福音のはじめ。預言者イザヤの書にこう書いてある。 「見よ。わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を整えさせよう。荒野 で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」 そのとおりに、バプテスマのヨハネが荒野に現れて、罪の赦しのための悔い改 めのバプテスマを宣べ伝えた。そこでユダヤ全国の人々とエルサレムの全住 民が彼のところへ行き、自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマ を受けていた。」

天国は花婿であるイエス・キリストです。イエス様はこの世で苦しんでいる者 たちを救い、ご自分の花嫁として迎え入れれるために来られました。花嫁が婚 礼式で花婿に行くために美しいドレスを着て、綺麗に化粧して準備します。私た ちもイエス様に会うためには、毎日、自分の罪を悔い改めて、イエス様の血潮 で綺麗に洗って、霊的なバプテスマを受けなければなりません。私たちの花婿 イエス・キリストに会いたい人は、まず、罪を悔い改め、聖霊に満たされ、キリス トの十字架の血潮で心と体と霊魂を清く洗うのが最優先です。

イスラエルの民は自分たちは当然、天国に入ると思い込んでいました。反面、 祭司長やサドカイ人たち、パリサイ人たちは取税人や病人たちは罪人であって、 彼らは天国に入ることができず、神殿で神様に礼拝を捧げることも許されな、 いと思い、彼らを礼拝の場所から追い出しました。

しかし、バプテスマのヨハネは「悔い改めなさい。神の国が近づいてから」と 宣べ伝え、自分の罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主と信じ、洗礼を受け る者は誰でも救われ、イエス様が迎え入れてくださり、天国に入れる、という福 音を伝え、天国を準備する使命を果たしました。

私たちは自ら自分の罪を洗うことができません。神様が悔い改める者をイエ ス様の血潮で綺麗に洗い、信仰告白により、神の子どもとして認めてくださいま す。花婿イエス様も私たち一人ひとりをご自分の花嫁として迎えくださるのです。

神様は私たちにも天国を準備する者として使命を与えてくださいました。今、 私たちの周りのほとんどの人は、神様がこの宇宙万物を造った創造主なる神 であり、イエス・キリストが救い主として来られ、人類を罪から救うために十字架 の上で人類のすべての罪を負って死なれ、救いの恵みと天国を与えてくださっ たことを知りません。ただ、彼らは家族や友人、隣人が死ぬと誰でも天国に行く、 という間違った信仰の価値観を持っています。

今、神様は私たち一人ひとりが天国を準備し、イエス・キリストを信じる者だ けが天国に入ることができる、という福音を伝える使命を与え、その働きのた めに聖霊に満たし、力を与えてくださいます。私たちは天国を準備する者として 神様から呼ばれました。皆さんがいる所から天国を準備し、隣人をキリストに 導く聖徒になるのが私たちに対する神様の望みです。

【適用】 私たちの言動を通して、天国を見せ、イエス・キリストを表し、天国を準 備する者になりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 250 2021.7.29(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マルコの福音書1:1~5 題;「天国を準備する者2」 「神の子イエス・キリストの福音のはじめ。預言者イザヤの書にこう書いてある。 「見よ。わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を整えさせよう。荒野 で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」 そのとおりに、バプテスマのヨハネが荒野に現れて、罪の赦しのための悔い改 めのバプテスマを宣べ伝えた。そこでユダヤ全国の人々とエルサレムの全住 民が彼のところへ行き、自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマ を受けていた。」

神様に遣わされたバプテスマのヨハネはどのように天国を準備していますか。 まず、祭司長やパリサイ人たち、民の指導者たちがエルサレム神殿の中で捧 げる形式的な礼拝を悔い改めさせています。彼らは選民意識をもって、イエス・ キリストを排斥し、福音を拒否し、天国はキリストを信じる信仰でなく、行いと儀 式を通して入る、と思っていました。彼らはメシヤを待ち望んでいたが、実際、 自分たちに来られたメシヤに会おうともせず、天国を迎え入れる準備もしてい ませんでした。

次に、バプテスマのヨハネは洗礼を授けています。 ヨハネはイザヤの預言通り、全国を歩き回りながら、イスラエルの民に「天国を 準備しなさい」と叫んだのではなく、だだ、ヨルダン川のほとりで洗礼だけ授け ています。彼の使命は荒野で福音を宣べ伝え、イスラエルの民にバプテスマを 授け、彼らをメシヤに送り、イエス・キリストの道をまっすぐに整えることでした。 マルコの福音書1章7節，8節では「・・・私にはかがんでその方のくつひもを解く 値打ちもありません。私はあなたがたに水でバプテスマを授けましたが、その 方は、あなたがたに聖霊のバプテスマを授けになります」、また、ヨハネの福音 書1章29節ではイエス・キリストに対して「見よ。世の罪を取り除く神の小羊」と 伝え、自分の二人の弟子ヨハネとアンデレをイエス・キリストに送りました。

最後に、バプテスマのヨハネは天国を準備する預言者です。イエス・キリストは 天国としてご自分の民に来られました。ヨハネは彼らにイエス・キリストに会え るようにメシヤの道を整え、天国を準備しています。

神様はバプテスマのヨハネをイスラエルの民に遣わし、天国に対して間違っ た考えを持っている彼らに、イエス・キリストが天国であり、イエス様を信じ、天 国を準備する方法としてバプテスマを授け、罪を綺麗に悔い改めさせています。 同じく、神様は私たちに一つの使命を与え、日本の国民に遣わしてくださいまし た。神様は私たちがそれぞれの居場所で、イエス様を信じず、天国を知らない 家族、友人、同僚、隣人に福音を伝え、イエス・キリストを紹介し、天国を準備 する者として生きるように期待しています。

【適用】天国を準備する者となって、日々の生活の中で隣人をイエス・キリスト に導きましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 249 2021.7.26(月)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;マルコの福音書1:1~5 題;「天国を準備する者1」 「神の子イエス・キリストの福音のはじめ。預言者イザヤの書にこう書いてある。 「見よ。わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を整えさせよう。荒野 で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」 そのとおりに、バプテスマのヨハネが荒野に現れて、罪の赦しのための悔い改 めのバプテスマを宣べ伝えた。そこでユダヤ全国の人々とエルサレムの全住 民が彼のところへ行き、自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマ を受けていた。」

今日の本文はイエス・キリストの福音伝道の道を準備する者として神様から 遣わされたバプテスマのヨハネが荒野で悔い改めのバプテスマを伝える内容 です。本来なら、バプテスマのヨハネは荒野で福音を伝え、イエス・キリストの 道を整えたり、ヨルダン川バプテスマを授ける立場ではありません。彼はアロン の子孫の家計で生まれました。現在、彼のお父さんザカリヤは祭司長として神 殿で礼拝を導いています。アロンの家計の子孫として生まれたバプテスマのヨ ハネも荒野で福音を伝えるのではなく、お父さんから祭司長の職を受け継いで 神殿でその任務を果たすべきです。

今、バプテスマのヨハネはイエス・キリストの道を備えるために生活をしてい ますか。立派な神殿や住宅ではなく、荒々しい荒野で日常の生活を行っていま す。宝石が付いた衣ではなく、らくだの毛で織った衣を着ています。美味しい肉 の料理ではなく、いなごや野蜜を食べています。

また、自分に付いて来て愛する二人の弟子、ヨハネのアンデレさえも、イエス 様の弟子として送りました。彼は荒野で孤独に福音を伝えています。エルサレ ムの神殿で祭司長の仕事をしていたならイスラエルの民から尊敬を受けるは ずなのに、荒野でメシヤの道を備えるので尊敬する人は誰もいません。にもか かわらず、彼は神様から委ねられた主の道を準備する働き、天国を準備する 者として使命を果たしています。

バプテスマのヨハネの働きは、今日の本文2節以下で、彼が生まれる約700 年前から、神様がイザヤを通して預言されたことです。「荒野に呼ばわる者の 声がする。「主の道を整えよ。荒地で、私たちの神のために、大路を平らにせ よ。」(イザヤ書40:3)このようにバプテスマのヨハネはアロンの家系の祭司長 の家庭で生まれましたが、神様から任されたイエス様の道を整える者、天国を 準備する者としての使命を果たしています。

神様は私たちに一つの使命を与えてくださいました。天国を準備する者とし ての働きは、牧師や宣教師だけではなく、私たち一人ひとりの自分がいる場所、 すなわち、それぞれの荒野の所(職場、家庭、地域など)でイエス様の道を備え る者、天国の道を備える者として生きるのを望んでおります。

【適用】 私たちは環境、場所、状況に関係なく、各々いる所で天国を備える者 としてキリストの香りを放つ生活をしましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 248 

2021.7.24（土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの福音書10:10 題;「聖徒の生活1」 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。「」

■救われた聖徒の豊かな生活 イエス・キリストを私の救い主に迎え入れる瞬間、聖徒は身分と生活に大きな 変化を経験することができます。

I私たちの身分が完全に変わりました。

1.罪人が義人になりました。 「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認 められるのです。」(ローマ人への手紙 3:24) 「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たち が、この方にあって、神の義となるためです。」(コリント人への手紙第二 5:20)

2.神様と平和の関係を保ちます。 「ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリスト によって、神との平和を持っています。」(ローマ人への手紙 5:1)

3.聖徒のうちに聖霊が宿り、神の神殿となりました。 「あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを 知らないのですか。」(コリント人への手紙第一 3:16) 4.神様をお父さんと呼びます。 「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、 子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父」と呼 びます。」(ローマ人への手紙 8:15) 5.救われたクリスチャンの呼び名が変わります。

「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有 とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の 中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるため なのです。」(ペテロの手紙第一 2:9)

神様はイエス・キリストの血潮で私たちの罪を赦し、救いに導き、ご自分の子 どもにしてくださいました。今、クリスチャンのうちに宿っておられる聖霊様は、 私たちの悩みに耳を傾け、苦しみから助けてくださいます。また、聖徒には聖 霊によって神様を「お父さん」と呼ぶ特権が与えられ、毎日、神様と平和の関 係を保ち、親しい交わりを続けることができます。

【適用】 私を救いに導き、聖徒(聖なる民)にしてくださり、神の子どもに認めて くださった神様に感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 247 2021.7.23(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ローマ人への手紙6:22~23 題;「神の救いの御業12」 「しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。 その行き着く所は永遠のいのちです。罪から来る報酬は死です。しかし、神の 下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」

IV私がイエス・キリストを真心から迎え入れたなら

4.永遠のいのちが保障されました。 「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、ま た、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼 らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御 手から彼らを奪い去ることはできません。」(ヨハネの福音書 10:28、29)

5.新しい被造物となりました。 「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いも のは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(コリント人への手紙第二 5:17)

6.神の子どもとなりました。 「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神 の子どもとされる特権をお与えになった。」(ヨハネの福音書 1:12) 7.聖霊が永遠に私とともにします。 「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたが たにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられ るためにです。」(ヨハネの福音書 14:16) 「金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。 主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あ なたを捨てない。」」(へブル人への手紙 13:5) 8.豊かな生活が保障されました。 「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。 わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」(ヨ ハネの福音書 10:10)

神様は特別にイエス・キリストを信じるクリスチャンたちを愛し、永遠のいの ちを与え、新しい者に生まれ変わらせてくださいます。それだけではなく、クリ スチャンは神のこどもとなり、クリスチャンのうちには聖霊が共におられ、見守 ってくださいます。

【適用】神様の救いに感謝し、神の子どもに相応しい生活をしましょう。 【お祈り】

五分バイブルロードマップ 246 2021.7.22(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ローマ人への手紙6:22~23 題;

「神の救いの御業11」 

「しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。 その行き着く所は永遠のいのちです。罪から来る報酬は死です。しかし、神の 下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」

IV私がイエス・キリストを真心から迎え入れたなら

1.罪人から義人になりました。

 「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認 められるのです。神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、な だめの供え物として、公にお示しになりました。それは、ご自身の義を現すた めです。というのは、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして 来られたからです。それは、今の時にご自身の義を現すためであり、こうして 神ご自身が義であり、また、イエスを信じる者を義とお認めになるためなので す。」(ローマ人への手紙 3:24~26)

2.罪から解放されました。 

「また、忠実な証人、死者の中から最初によみがえられた方、地上の王たちの 支配者であるイエス・キリストから、恵みと平安が、あなたがたにあるように。 イエス・キリストは私たちを愛して、その血によって私たちを罪から解き放ち、」 (ヨハネの黙示録 1:5)

3.地獄から天国へ移されました。

 「神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に 移してくださいました。この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪 の赦しを得ています。」(コロサイ人への手紙 1:13、14)「勝利を得る者は、この ように白い衣を着せられる。そして、わたしは、彼の名をいのちの書から消す ようなことは決してしない。わたしは彼の名をわたしの父の御前と御使いたち の前で言い表す。」(ヨハネの黙示録 3:5)「けれども、私たちの国籍は天にあ ります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たち は待ち望んでいます。」(ピリピ人への手紙 3:20)

このように神様は私たちを罪から救うために御子救い主イエス・キリストを この世に送っただけでなく、私たちを義人に認められ、永遠のいのちを与え、 天国で生きる望みと喜びを与えてくださいました。この事実が、今、試練と苦 しみ、病の中で戦いを続けているクリスチャンたちにとって大きな力と勝利へ の希望です。

【適用】 どんな試練の中でも神様が用意してくださった天国への希望を抱い て勝利していきましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 245 2021.7.17(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ローマ人への手紙6:22~23 題;「神の救いの御業10」 「しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。 その行き着く所は永遠のいのちです。罪から来る報酬は死です。しかし、神の 下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」

IIIどうやって救いを得ることができるのか。 4.私たちの救いはイエス・キリストの贖いの死により一方的な神様の恵みに よって頂きました。 「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認 められるのです。」(ローマ人への手紙 3:24)

2)神様は私たちの罪を二度と思い出しません。 「わたしは、もはや決して彼らの罪と不法とを思い出すことはしない。」(へブル 人への手紙 10:17)

3)神様は私たちの罪や背きを全部拭い去ってくださいます。 「わたしは、あなたのそむきの罪を雲のように、あなたの罪をかすみのように ぬぐい去った。わたしに帰れ。

わたしは、あなたを贖ったからだ。」(イザヤ書 44:22))

4)神様は私たちを永遠の死から永遠の命へと移してくださいました。 「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたし を遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死 からいのちに移っているのです。」(ヨハネの福音書 5:24) 5)神様はイエス・キリストを信じるクリスチャンは神の子どもにしてくださいます。 「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神 の子どもとされる特権をお与えになった。」(ヨハネの福音書 1:12)

6)イエス様は毎日私の心の戸を叩いて、交わりを願っております。 「見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸を あけるなら、わたしは、彼のところに入って、彼とともに食事をし、彼もわたしと ともに食事をする。」(ヨハネの黙示録 3:20)

7)誰でもイエス・キリストを心に信じ、口で告白すると救われます。 「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを 死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるから です。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(ローマ 人への手紙 10:9~10)

5.私たちはいのちの道を選ばなければなりません。 「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私た ちには、神の力です。」(コリント人への手紙第一 1:18)

人々が滅びの道に行くか、いのちの道に行くかは一人ひとりがイエス・キリ ストを救い主と信じるか、信じないかにかかっています。私たちはイエスを信じ、 救われ、今、永遠のいのちの道に入って生活していますが、まだ、愛する日本 の国民 99.7%が滅びの道の中で生活しています。神様は彼らがイエス・キリス トを信じ、私たちと共に救いの道に入って生きるように願っております。彼らの 魂の救いのために祈り、愛と憐れみをもって伝道しましょう。

【適用】まず、私の救いに感謝し、ノンクリスチャンの家族や友人、隣人が救わ れますように祈りし、キリストの愛を現わしましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 244 2021.7.16(金)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ローマ人への手紙6:22~23 題;「神の救いの御業9」 「しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。 その行き着く所は永遠のいのちです。罪から来る報酬は死です。しかし、神の 下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」

IIIどうやって救いを得ることができるのか。 3.救いの原理:人間は信仰により救いのプレゼントをもらいます。 「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分 自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。 だれも誇ることのないためです。」(エペソ 2:8、9) なぜ、救いは自分からは起こりませんか。 1)救いの恵みは信仰によってもらうからです。 2)救いは自分の行いや努力によって与えるものではないからです。 3)救いは神様から一方的に与えるプレゼントだからです。

4.私たちの救いはイエス・キリストの贖いの死により一方的な神様の恵みに

よって頂きました。 「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認 められるのです。」(ローマ人への手紙 3:24) 1)神様は私たちがイエスキリストを信じる前の罪を全部赦し、見逃してくださ います。 「神は、キリスト・イエスを、その血による、また信仰による、なだめの供え物と して、公にお示しになりました。それは、ご自身の義を現すためです。というの は、今までに犯されて来た罪を神の忍耐をもって見のがして来られたからで す。」(ローマ人への手紙 3:25)

神様は人間が自ら救いを得ることができないので、イエス・キリストをこの 世に送ってくださって人類のすべての罪を背負い、十字架の上で死んでくださ り、私たちの罪を赦し、救いの恵みを与えてくださいました。

【適用】私が神様の恵みによって救われ、私の過去、現在、未来の罪が全部 赦されたことに感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 243 2021.7.15(木)

清水聖書教会 牧師 韓在國 聖書;ヨハネの黙示録13:18 題;「聖徒の勝利の武器3」

「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は 人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」

私たちの生活の中で一番大きい苦痛は、今も、私たちを苦しめる何かがあ る、という事実です。それは人であり、問題で、環境でもあります。聖書はこれ らの背後には具体的に獣、666の数字であるサタンが存在する、と明らかにし ています。聖書はこのサタンの正体について、私たちの信仰生活だけでなく、 あらゆる生活の領域の中で存在し、攻撃して来ると示しています。サタンの最 優先の攻撃場所は教会です。聖徒一人ひとりをイエス・キリストから離れさせ、 教会の群れを一致せず、分裂させるためにほえたける獅子のように毎日攻撃 してきます。家庭を破壊し、人を破滅の道に落とします。人間の尊い命の価値 を無視し、生きる喜びを奪い取ってしまいます。たくさんの人々の魂を偶像崇 拝と暗闇の世界に連れて行きます。クリスチャンには信仰から離れさせようと 様々な方法で攻撃をしてきます。

私たちにとって大きな問題はこのようなサタンの攻撃があるにも拘わらず、 彼らの正体と企み、攻撃を把握できず、ただ、彼らの攻撃から無防備で傷と 被害を受け、苦しんでいる、ということです。サタンは目に見えない霊的な存 在ですので、私たちのことはよく知っていますが、私たちは彼らの正体や作戦 をあまり把握できません。ですから、聖徒がサタンの正体を知らず、彼らと真 正面で戦うと、完全に敗北すします。 ですから、キリスト様は私たちに、獣の 数字666を数えなさい、と勧めております。すなわちイエス様は、聖徒がただ、 サタンの正体をよく把握するだけで、彼らは聖徒を恐れて、逃げ去るのを知っ ていたからです。

イエス様は私たちにサタンから戦って勝利する武器を与えてくださいます。

神のみことばから頂く知恵です。ただ、聖書を通して知識だけを求めると、 知識だけではサタンと戦う武器にならないでしょう。

次に、思慮深さです。この世の思慮ではなく、神様から頂く思慮です。この 世の思慮深さや賢さは自分のためには有益になりますが、神様から頂く思慮 深さや賢さはサタンの勢力と戦って勝利を勝ち取る武器となります。

最後にサタンの正体と企みを明確に把握することです。

私たちは祈りをもってサタンを数えることができます。また、賛美を通してサ タンを追い出すことができます。そして神のみことばで彼らの攻撃を防ぐこと ができます。もっと大きい武器は事前にサタンの正体を把握することです。サ タンは自分たちの企みを知り、把握している聖徒は恐れて攻撃せず、逃げて 行きます。

私たちは神様から素晴らしい勝利の武器を頂きました。知恵、思慮深さ、 数え(把握)る武器です。これらの武器を最大に用いて、サタンとの戦いから 勝利する聖徒になりましょう。

【適用】イエス・キリストは私たちにサタンとの霊的な戦いに必要な最高の勝 利の武器を与えてくださいます。私に攻撃して来るサタンの正体を把握し、彼 らを打ち砕き、追い出しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 242 2021.7.14(水)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの黙示録13:18 題;「聖徒の勝利の武器2」 「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は 人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」

その当時、初代教会の聖徒たちは世界を支配しているローマのネロ皇帝 の迫害を恐れ、隠れて信仰生活をしていました。イエス様はヨハネを通して迫 害の中でも偶像崇拝と戦い、続けて信仰を守っている彼らに獣の数字を数え なさい、その数字は666だ、と伝えられました。獣であり人間をさしている666 の正体を把握する大切さを示しています。

これは、時代を越え、クリスチャンを迫害し、キリスト教を反対する者と権力 は必ず現れます。大切なのは、クリスチャンを苦しみ、迫害する者たちの後ろ にはサタンがいて、このサタンが権力と勢力の群れを捕え、コントロールして いるので、サタンの正体を把握するだけでサタンとの戦いから勝利を得ること ができると教えています。

今日の本文でイエス様は聖徒がサタンと戦って勝利する武器を与えてくだ さいました。実際、私たちはサタンと真っ正面で戦うと勝利を勝ち取ることがで きません。サタンは霊的な存在で、私たちはサタンの作戦を知りませんが、サ タンは私たちの弱点を全部知り、聖徒に攻撃してきます。このような戦いには クリスチャンはサタンに完全に負けてしまいます。

しかし、イエス様は18節で2000年前の初代教会の聖徒たちや今の私たち にサタンとの戦いから勝利する三つの武器を与えてくださいました。

1.知恵を与えます。 知識ではサタンを分別することができません。サタンの正体を把握するため には聖書のみことばを主にした知恵が必要です。

2.思慮深さを与えます サタンは聖徒が思慮深く自分たちの企んでいる策略や攻撃を把握しているだ けで、恐れで逃げています。

3.獣の正体を把握させます。 サタンの目的はクリスチャンを信仰から倒し、破滅を与えますが、イエス・キリ ストは聖徒を愛し、助け、恵みと救いを与えます。

今もサタンはクリスチャンを信仰から倒し、イエス様から離れさせるために 絶えず攻撃してきます。恐れず、希望のイエス・キリストが与える知恵と思慮 深さをもってサタンの正体を把握し、サタンから勝利しましょう。

【適用】毎日、霊的な戦場の真ん中で生活している聖徒が持つべき勝利の武 器は、サタンの存在と正体を把握することです。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 241 2021.7.12(月)

清水聖書教会 牧師 韓在國 聖書;ヨハネの黙示録13:18 題;「聖徒の勝利の武器1」

「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は 人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」

ヨハネがイエス・キリストからこの黙示録を頂いて、七つの教会に送った時 は、初代教会の聖徒たちがローマのネロ皇帝の下で激しい迫害と試練、酷い 苦痛を受ける時でした。その当時、ローマ帝国はネロ皇帝を「神」として拝み、 「主」として告白し、彼を崇拝するように命じていました。

イエス様はネロ皇帝の名前を直接記すると聖徒たちの身に危険が生じる のを知って、ネロ皇帝について象徴(イメージ)的に獣や666の数字で彼を現 わしています。この数字は暗号化され、ネロ皇帝の名前をアルファベットの文 字から合わせると666という数字となります。イエス・キリストは聖徒たちに試 練と迫害の中で希望を与えるために、獣の数字666を数えなさい、と勧めてい ます。すなわち、666の正体を把握しなさい、と言われました。

なぜなら、この666の正体を把握するとネロ皇帝の迫害から耐え忍び、サ タンとの霊的な戦いから勝利することができるからです。サタンは目には見え ないが、実際あらゆる方法や手段で企み、クリスチャンをイエス様から離れさ せ、教会を破壊する霊的な存在です。私たちはサタンの正体をあまり知りま せんが、サタンは私たちの考え、行動をよく知って、クリスチャンの弱点の所 に攻撃してきます。

エデンの園でアダムとエバを誘惑し、神の命令を背くように企んだサタンは、 ローマの帝国の時代にはネロ皇帝を利用して、クリスチャンたちを迫害し、福 音伝道を妨げ、教会を破壊していました。初代教会の聖徒たちは、ネロ皇帝 が「主」ではなく、イエス・キリストが「主」です、と信仰告白することで家族から 追い出され、職場からくびとなり、聖徒の子どもたちは学校から退学されまし た。また、日常の生活に必要な物さえも売買することができない試練と苦しみ の日々でした。

このような状況と環境の中で、イエス様は初代教会の聖徒たちに試練と迫 害から逃れる道や方法を教えるのではなく、ただ、666の数字を数えなさい、 と言われました。イエス・キリストはサタンの正体と弱点を知っております。サ タンが何を恐れているのかも全部把握しています。聖徒たちはサタンの真正 面で戦うと聖徒は100%負けることも知っています。聖徒たちがどんな武器を もってサタンと戦うと聖徒たちが霊的な戦いからサタンに勝ち取るかも全部知 っておるお方です。それで、獣の数字666を数えなさい、すなわち把握しなさい、 と勧めています。

私たちの信仰生活は毎日サタンとの霊的な戦いです。しかし、恐れること は何もありません。なぜなら、イエス様が私たちの味方となって、サタンと戦い から勝利する武器を与えてくださるからです。ですから、クリスチャンとサタン との戦いはいつもクリスチャンが100戦100勝します。

【適用】イエス様からサタンの正体を把握する力とサタンとの霊的な戦いに勝 利するための武器を頂いて毎日勝利の信仰生活を歩みましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 240 2021.7.10(土)

清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ローマ人への手紙6:22~23 題;「神の救いの御業8」 「しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。 その行き着く所は永遠のいのちです。罪から来る報酬は死です。しかし、神の 下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」

IIIどうやって救いを得ることができるのか。 2.イエス・キリストだけが救いの解決です。 1)神様がこの世を愛されて行われたことは何ですか。 人類を罪から救うために御子イエス・キリストをこの世に遣わされました。 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御 子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためであ る。」(ヨハネの福音書 3:16) 2)神様は私たちにご自分の愛について何を見せてくださいましたか。 私たちの代わりにイエス・キリストを十字架の上で釘付け、死ならせました。

「しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくだ さったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられま す。」(ローマ人への手紙 5:8)

3)イエス・キリストが死なれたのは何のためですか。 サタンと死から勝利し、私たちを罪から救い、神様との和解を与え、神の子ど もにさせるためです。 「キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりと なったのです。それは、肉においては死に渡され、霊においては生かされて、 私たちを神のみもとに導くためでした。」(第一ペテロ 3:18)

4)私たちを救うために復活の初穂となりました。 イエス様は復活の初穂となって、私たちに復活のいのちと希望を与えてくださ いました。 「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられま した。というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりの 人を通して来たからです。」(第一コリント 15:20~21)

5)イエス・キリストは神であり、人間であります。

イエス様は神様ですが、罪がない人間として来られた救い主メシヤです。 「・・・キリストは神の御姿である方なのに、・・・ご自分を無にして、仕える者の 姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質をもって現れ、・・・・ 実に十字架の死にまでも従われました。」(ピリピ 2:5~8)

私が罪から救われ、永遠の命を持つことができたのは、私の努力、地位、 行いではなく、イエス・キリストの十字架の死と復活の出来事によって神様か ら与えられたことです。

【適用】私を救うために十字架の上で死なれ、死人のうち三日目に甦られ、永 遠のいのちを与えられたイエス・キリストの救いの恵みに感謝しましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 239 2021.7.9(金) 清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの黙示録1:2~3 題;「近くにいるイエス・キリスト3」 「ヨハネは、神のことばとイエス・キリストのあかし、すなわち、彼の見たすべて の事をあかしした。この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに 書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからで ある。」

イエス・キリストが成し遂げる希望の働きは私が知っても知らなくてもこの 時間も続けて進行しています。初代教会のクリスチャンたちの試練と迫害の 中で、彼らを守り、導き、助けてくださったイエス様は、今も私たちの近くにお られ、私たちの人生の中で働いてくださいます。

私たちの生活は毎日、何の問題もなく、自分の思い通りに順調にいくわけ にはありません。何の悩みや苦しみ、試練と苦痛がなく、いつも楽しくて毎日 幸せに生きる人はこの世の中で誰もいないでしょう。人間は誰でもこの世の 中で生きている限り、試練と苦難から裂けることも逃れることもできない存在 です。

私たちはクリスチャンでありながら、これらの苦難と試練に直面すると希望 を失い、絶望や落胆に陥って、信仰さえも空しく思う時があります。神様は本 当にいるのか、イエス様が私の近くにいるのか、イエス様は今ではなく、未来 に来るのではないのか、と疑う人もいると思います。

しかし、神様は聖書を通してイエス様がいつ来て、どこにいるのか、を明確 に示しています。

「むしろ、心の中でキリストを主としてあがめなさい。そして、あなたがたのう ちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる 用意をしていなさい。」(ペテロの手紙第一3:15)

「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがた のところに戻って来るのです。」(ヨハネの福音書14:16)、「その日には、わた しが父におり、あなたがたがわたしにおり、わたしがあなたがたにおることが、 あなたがたにわかります。」(ヨハネの福音書14:20)

「・・・・・見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいま す。」(マタイの福音書28:20)

イエス様は旧約時代には直接現れました。新約時代には人間として来られ ました。復活後、天に昇られた後は霊として来られ、使徒たちや初代教会の 聖徒たちの心のうちにおられました。同じく、イエス・キリストは私たちを孤児 にして置かず、クリスチャンの一番近い心の中におられ、試練と苦難、苦しみ と病の中で私たちに希望と力を与えてくださいます。

今もイエス・キリストは私たちの近くにおられ、環境と状況から勝利を、絶望 から希望を与えてくださいます。そして、私たちの心に臨在し、いつも私たちと 共におられ、見守ってくださるお方です。

【適用】私の心のうちにおられるイエス・キリストのすべての問題と課題を話し、 イエス様から応える頂くクリスチャンになりましょう。

【お祈り】

五分バイブルロードマップ 237 2021.7.7(水) 清水聖書教会 牧師 韓在國

聖書;ヨハネの黙示録1:2~3 題;「近くにいるイエス・キリスト」 「ヨハネは、神のことばとイエス・キリストのあかし、すなわち、彼の見たすべて の事をあかしした。この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに 書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからで ある。」

ヨハネが神様からこの黙示録のみことばを頂く時代にはローマのネロ皇帝 が主として崇められていた時代でした。ヨハネをはじめ初代教会のたくさんの クリスチャンたちは「ローマ皇帝が主ではなくイエス・キリストが主です」と信仰 告白し、神様に礼拝を捧げ、福音を伝えることでローマの元老たちや兵士た ちから反逆者と扱われました。彼らはローマの兵士たちに捕まれ、牢に入れ られ、ローマの円形競技場で獅子に噛まれ、火で燃やされ殉教されることが 頻繁に起こりました。初代教会のクリスチャンたちはあまりにも酷い迫害から 逃れてお墓の下のカタコム地下に潜って、その中で数百年間隠れて礼拝を守 り、信仰継承をしてきました。

このような危機の中で、イエス様はバトモス島の刑務所で島流しの生活を しているヨハネに、「時が近づいている。私はすぐ来る」と約束し、迫害の中で 不安と絶望の生活をしているクリスチャンたちにとってこの手紙は希望と勇気 を与えました。

しかし、すぐ来ると思ったイエス・キリストは時が過ぎてもなかなか来られて いません。「時が近づいている」というイエス様の約束は嘘のように思われま した。ローマが支配している環境の中でクリスチャンに対する迫害はますます 激しくなりました。イエス・キリストがすぐ来て自分たちを迫害から救い、自由 に信仰生活するように導いてくれる人を期待し、希望を持っていましたが、代 わりにもっと絶望、落胆、信仰の虚しさを感じました。今、初代教会のクリスチ ャンたちはキリストを切に求め、決定的にキリストが必要な時ですが、神様が 見えず、キリストの臨在を感じることができませんでした。

イエス様は一度、約束されたことは必ず、その約束を守り、実現するお方で す。イエス・キリストは約束通りに、初代教会のクリスチャンたちの近くにおら れます。毎日彼らの生活の中でともに生きておられます。迫害と苦しみの中 にも一緒におられます。イエス・キリストは円形の中で獅子に噛まれる時も、 十字架の上で火に燃やされる時も、クリスチャンたちと共におられ、ずっと働 きかけてくださると言われました。イエス様はただ、彼らの苦しみを見ていて、 未来に来る、という約束でもありません。イエス様は復活後、天に昇りました が、助け主聖霊様と共にクリスチャンたちの心のうちにおられ、彼らを守り、 助け、希望を与えてくださっております。

今もイエス・キリストは私たちの一番近い心の内に、また、すぐ側におられ、 私たちを守ってくださるお方です。試練や苦難、苦しみの時、インマヌエルの 主、イエス様に語り掛け、助けを求めましょう。

【適用】イエス様は遠くいるのではなく、私の一番近くにおられ、御手を伸ばし て見守り、助けてくださいます。私の心のうちにおられるイエス様を探し求め、 祈りし、応えと恵みを頂きましょう。

【お祈り】